ぐっち夫婦の今日なに飲もう?|さくっとエビパン
話題の夫婦料理家・ぐっち夫婦が提案する、手軽で簡単なおつまみレシピをご紹介。今回のレシピは、夏に美味しいエスニック料理の「さくっとエビパン」。意外にも日本酒とも相性ぴったりな一品です。
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話題の夫婦料理家・ぐっち夫婦が提案する、手軽で簡単なおつまみレシピをご紹介。お料理好きにも初心者にもおすすめの一品です。さらに今回、オンライン料理教室も開催!「〆鯖サンド」を生実演していただきました。その様子とともに、料理のポイントや相性の良い「久保田 千寿 純米吟醸」の話、日本酒の温度帯による味わいの変化も紹介します。
目次
今回は、なんと「パン」を使った楽ちんおつまみ!「〆鯖サンド」を紹介します。
「日本酒のおつまみにパン?!」と思われるかもしれませんが、日本酒もパンも“発酵食品”。共通点がある両者は好相性なんです。
パンの優しい甘味、〆鯖の酸味と旨味が「久保田 千寿 純米吟醸」と合わさることで、それぞれの美味しさを引き立てます。
【材料(2人分)】
・食パン(8枚切り):4枚
・新生姜の甘酢漬け:3本
・大葉:2枚
・〆鯖:1/2枚
・マヨネーズ:大さじ4
・からし:小さじ1/4
・バター:10g
【作り方】
①〆鯖は5㎜幅に、大葉は茎を切る。新生姜も薄く切る。
②マヨネーズとからしを混ぜる。
③パンはこんがり焼き色がつくまでトーストする。
④③のパンにバター、②を塗る。大葉、新生姜、〆鯖の順にのせる。
⑤具材をのせていないパンを重ねて、食べやすい大きさに切る。
昨年の10月よりYoutubeLiveで配信が開始した、ぐっち夫婦×朝日酒造のオンライン料理教室「ぐっち夫婦の今日なに飲もう?with 朝日酒造」。その第3回目を、2月22日に開催しました。先ほど紹介した「〆鯖サンド」が、今回実演するおつまみです。
前回の12月22日の配信から2カ月ぶりの、ぐっち夫婦の登場! なんとSHINOさん、「久保田 千寿 純米吟醸」の色合いに合わせて、水色の衣装を着てくださっていました。お心遣い、ありがとうございます。
それでは本題に、〆鯖サンドの実演をお届けします。
今回も、「3つのポイント」からご紹介。料理をさらに美味しく仕上げる秘訣は、ライブだからこそ聴けるおいしいお話です。
まずはトースターで食パンを焼き始めます。
「食パンは8枚切りを使用していますが、6枚切りでも大丈夫です。薄切りの方が味が馴染みやすく、食べやすいのでおすすめです」(SHINOさん)
焦がさないように二人の役割分担が大切!ということで、“トースター番人”はTatsuyaさんに。
つづいて、具材の準備です。〆鯖を5㎜幅に切ります。大葉は茎を切り、新生姜も薄く切ります。
「〆鯖と新生姜は、それぞれの薄さをなるべく揃えるようにしてくださいね。サンドしやすくなりますよ」(SHINOさん)
「この具材だけで、ちびちび食べながら、久保田が飲めそう!」(Tatsuyaさん)
「パンとの合わせ技まで待ってね!」(SHINOさん)
レシピのポイントにも登場した、からしマヨネーズを作ります。
「からしはお好みの量で、個人的にはピリッと辛めがおすすめです」(Tatsuyaさん)
おっとここで、視聴中のみなさんからトースター番人のTatsuyaさんへコメントが。
「パンは大丈夫?!」「焦げてない?!」
まるで、みなさん一緒の空間にいるかのような、和やかなひとときでした。
チーン!
無事に、パンがこんがりと焼き上がりました。サンドタイムに入ります。
パンにまずはバターを塗り、その後、からしマヨネーズを塗ります。
「からしマヨは塗りすぎず、しっかり伸ばしてくださいね。端まで均等に塗ると、より美味しく仕上がります」(SHINOさん)
「お子さんと一緒に作る時は、お父さんお母さんはからし入りで、お子さんはからしを抜いて作るのも一緒に楽しめますね」(Tatsuyaさん)
パンに、大葉、新生姜、〆鯖の順番でのせていきます。
「端から、少し重なるようにたっぷりのせていきます」(SHINOさん)
上からパンを1枚のせて、いよいよ切ったら完成です。
「切り方は、お好みです!正方形のひとくちサイズでも、斜めに切ってサンドウィッチ型でも」(SHINOさん)
SHINOさんは正方形、Tatsuyaさんは斜め型に。具材の量にのせ方、切り方も、自分好みにカスタマイズできるので、個性があらわれます。どんなサンドになるのか想いを巡らせながら、楽しいクッキングタイムでした。
完成!!断面が美しい!食欲をそそります!
スタートから15分ほどで、あっという間におつまみが出来上がりました。
乾杯酒は、今回のおつまみにぴったりの「久保田 千寿 純米吟醸」。
それでは、今夜もみなさんお疲れ様でした、乾杯!
SHINOさん「飲みやすい、軽やかですよね」
まさに、爽やかな香りとやわらかな口当たりで、スーッと体になじんでいく一杯です。
〆鯖サンドをパクリ。…おお!からしマヨネーズがクッションになり、〆鯖とパンがなんとも絶妙に調和しています!これまた純米吟醸の酸味が〆鯖の酸味と相まって、お酒もおつまみもどんどん進みます。
和と日本酒、洋と日本酒、両方のペアリングを楽しめる、一度で二度美味しい一品でした。
先ほど登場した「久保田 千寿 純米吟醸」は、冷酒・常温・お燗と幅広い温度帯で楽しむことができます。
そこで今回は、「日本酒の温度帯による味わいの変化」について紹介します。
日本酒は、冷やしたり温めたり、幅広い温度で楽しめるのも魅力のひとつですよね。
温度の違いによって味わいはどう変わるのか、冷酒・冷や・燗酒の味わいの特徴と、それぞれに合う日本酒のタイプを紹介します。
冷酒
・5~15℃程度の温度に冷やした日本酒のこと。さらに、温度ごとに3種類(雪冷え・花冷え・涼冷え)に分けられる。
・華やかな香りをより感じられ、温度が低いほど喉ごしがすっきりと、独特のクセが薄まる。
・香り高い吟醸酒や大吟醸酒、爽やかな本醸造酒などがおすすめ。
冷や
・常温の日本酒のこと。具体的には20℃前後の日本酒を指す。
・日本酒本来の風味が引き立つ。
・米の旨味が感じられる純米酒がおすすめ。
燗酒
・温めて飲む日本酒のこと。さらに、温度ごとに6種類(日向燗・人肌燗・ぬる燗・上燗・熱燗・飛び切り燗)に分けられる。
・お米のまろやかな香りと旨味が引き立つ。高温になるほど甘味が感じにくくなり、上燗は引き締まった香りと味わい、熱燗はキレのあるシャープな味わいに。
・純米酒、本醸造酒がおすすめ。温めることで、純米酒は米の旨味や甘味、本醸造酒はキリッと引き締まった香りと味わいを楽しめる。
ちなみに「久保田 千寿 純米吟醸」の場合は、冷酒だと味わいが爽やかで、香りは穏やかながらフルーティーな香りを楽しめます。
常温にすると香りが立ち、口当たりはやわらかくなります。そして面白いのが、香りの変化。常温になると、ふんわり米の甘い香りを感じられるようになります。
燗酒だと、純米ならではの米の旨味がアップします。温めすぎると辛さを感じるようになるので、おすすめはぬる燗です。
みなさんもぜひ、お好きなお酒で色々な温度を試し、好みの飲み方を見つけてみてくださいね!
今回もたくさんのコメントに、ご感想ありがとうございました!
「日本酒に合うパンというのが驚きました!調理時間も短く豪華なごちそうになるのはとても魅力的です!早速作ってみたいと思いました」
「ぐっちご夫妻が仲良しなのが微笑ましくて、ほんわかしたあったかい気持ちになりました。もちろん、おつまみもとてもおいしそうでした。しめさば買いに行かないと。久保田に合うでしょ」
「私が20歳になって初めて飲んだお酒が久保田さんのお酒で、おいしいーって感動してたら、知り合いから一升瓶プレゼントされたのを思い出しましたー(笑)」
今後も、簡単おつまみと日本酒の楽しみ方の“美味しい時間”をお届けしていきます。それではまた“夫婦(ふうふ)”の日に、22日(偶数月)にお会いしましょう!
日時:2020年10月~偶数月の22日 19:00~19:40(予定)
視聴:https://www.youtube.com/channel/UCrnORaH2sl4NpimleIU1THg(朝日酒造公式Youtubeチャンネル)
講師:ぐっち夫婦、朝日酒造 社員
内容:おつまみレシピの紹介、レシピの実演・実食、日本酒の豆知識紹介
※内容や時間は変更になる場合があります。
profile
綺麗ですっきりとした味わいと、穏やかな香りでバランスのとれた、料理の邪魔をしない純米吟醸酒。口当たりはやわらかく、ドライな飲み口を楽しめます。
久保田 千寿 純米吟醸
1,800ml 2,800円(税込3,080円)
720ml 1,300円(税込1,430円)
300ml 650円(税込715円)
※商品の価格は2021年3月1日現在のものです。
「日々の暮らしを楽しくおいしく。ちょっとおしゃれに。」をコンセプトに、そんなきっかけをお届けしたいという想いから、TV・雑誌等のレシピ連載や企業のレシピ開発を中心に活動中。