日本酒を飲むなら酒器にもこだわりを。種類や味わいの違い
酒器は、日本酒などのお酒を飲むときや注ぐときに使われる道具のこと。日本酒には銘柄ごとに味わいの違いがありますが、酒器の素材や形状によっても味わいはさまざまに変化します。この記事では日本酒をより深く楽しむために、酒器がもたらす味わいの違いなどについて紹介します。
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食事にマナーがあるように、日本酒にもマナーがあります。今回は、これだけは知っておくと安心な日本酒に関するマナーをご紹介します。
目次
日本酒のマナーと聞くと、少し難しそうに感じるかもしれません。でも実は、その多くは日本の文化の中で自然に育まれてきたものです。日本酒はもともと日常の酒であると同時に、神事や婚礼などで使われる“特別な酒”でもあり、人と人との関係を大切にする中で、所作や振る舞いが形づくられてきました。
ただ、こうしたマナーは決して堅苦しいものではなく、ワインにもルールがあるように、お酒をより心地よく楽しむためのひとつの工夫でもあります。最近ではスタイルもかなり自由になり、気負わず楽しむ方が主流です。基本を少し知っておくだけで、より豊かに味わえる――そんな気持ちで、これから紹介する日本酒マナーとも向き合ってみてください。
飲食店で日本酒を注文すると、徳利(とっくり)や片口(かたくち)などの器に入った状態で提供されることがあります。
その徳利や片口からお猪口に日本酒を注いでお酌をするのですが、お猪口をテーブルに置いたまま日本酒を注ぐのは、「置き注ぎ(おきつぎ)」と言って失礼にあたりますので、お相手にお猪口を手で持っていただいてから注ぐようにしましょう。
徳利で日本酒を注ぐ時は、徳利を片手ではなく両手で持つようにしましょう。利き手で上からしっかり持ち、もう一方の手は下に軽く添えます。その際に、手のひらを見せないように、なるべく手のひらが横向きになるように気をつけましょう。
手のひらを上に向けて注ぐのは、「逆手注ぎ(さかてつぎ)」と言って失礼にあたります。切腹する際の介錯の刃を濡らすときの持ち方と同じだから、罪人に水を飲ませる持ち方だから、など諸説あります。
徳利で日本酒を注ぐ際、先がとがっている注ぎ口から注いではいけない、注ぎ口を上に向けて注ぐようにする、というのを聞いたことがある人もいるかもしれません。これは、注ぎ口が円の切れ目なので、それを“縁の切れ目”ととらえられてしまうからなどの諸説あるようです。しかし、これはマナー違反というものでもなく、注ぎ口から注いでも問題ないともされています。
注ぐ際には、勢いよく注がず、お猪口の八分目くらいを目安に注ぎます。また、徳利とお猪口がぶつからないように気をつけましょう。
徳利は磁器や陶器でできていものが多く、その場合は残っているお酒の量を外からは確認することができません。だからといってお酒の量を確認するために、徳利の中をのぞいたり、徳利を振ったりするのはやめましょう。どちらも「のぞき徳利」や「振り徳利」と呼ばれて、お酒の席では失礼にあたる行為となります。
その他、空になった徳利を倒す「倒し徳利」や、複数の徳利に残っている日本酒を1本にまとめる「併せ徳利」もマナー違反となりますので、覚えておきましょう。
先ほど、注ぐときはお猪口を手に持ってもらう、と紹介しました。
注いでもらう側は、お猪口を持つだけではなく、お猪口に残っている日本酒を一口飲んでから差し出すようにしましょう。これは、日本酒を注ぎやすくするためなどの理由があるようです。
お猪口を持つ際は片手で持たずに、右手にお猪口を持ち、左手をお猪口の下に添えます。日本酒を注いでもらったらすぐに机には置かず、一口飲んでから机に置くようにしましょう。
飲食店では、「もっきり」と呼ばれる、升の中にグラスを置きこぼれるくらい日本酒を注ぐスタイルで提供されることも多くあります。
どうやって飲んだらいいの?と悩んだことがある方もいるのではないでしょうか。
まずは、最初にグラスを傾け、溢れそうな日本酒を升の中に少し移すことできれいに飲めます。グラスの日本酒を少し升に移して溢れない程度にしたら、グラスから先に飲みましょう。この時、グラスの外側についた日本酒の水滴が気になる場合はふき取って構いません。
グラスの日本酒が少なくなったら、升に残っている日本酒をグラスに移しつつ飲むのがおすすめです。ほのかに日本酒に移った升の木の香りが楽しめることもあります。
グラスを使わず升に口をつけて直接飲んでも問題ありませんが、力強い木の香りがしますので、日本酒自体の香りを楽しみたいときにはグラスで飲むように、お酒や好みによって選びましょう。
日本酒を美味しく楽しむには、日本酒の状態や合わせる料理はもちろんですが、一緒に飲む相手への気遣いも大切です。注ぎ方、飲み方一つ気を付けるだけで、あなたも一緒に飲む相手も日本酒がもっと美味しくなるはずです。