日本酒の一合は何ml?さらに一合のアルコール量やカロリーも解説
2020.12.17

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日本酒の一合は何ml?さらに一合のアルコール量やカロリーも解説

日本酒の量を表す時に、よく用いられるのが「合(ごう)」という単位です。本記事では一合がどれほどの量であるのか、また一合以上の日本酒の単位についてもご紹介します。さらに、一合のアルコール量やカロリーはどのくらいかについて、他の種類のお酒との比較を交えながらわかりやすく解説します。それぞれの数値を目安に、飲む量や一緒に食べるおつまみなどを調節してみてください。

目次

  1. 日本酒の単位や量とは
    1. 日本酒一合は180ml
    2. 日本酒一合は、一般的におちょこ4~5杯分程度
    3. 正一合(しょういちごう)徳利
    4. 日本酒の単位「一升」や「一斗」とは
  2. 日本酒一合のアルコール量
    1. 日本酒一合のアルコール量は約20g
    2. 日本酒一合と他のお酒のアルコール量の比較
  3. 日本酒一合のカロリー
    1. 日本酒一合は約180kcal
    2. 日本酒一合と他のお酒のカロリーの比較
  4. 一合の量やカロリーなどを把握して、より日本酒を楽しもう

日本酒の単位や量とは

徳利からお猪口に注がれる酒

まずは日本酒一合の量とそれに併せて市販のカップ酒の容量や、一合の日本酒はおちょこ何杯分か、また正一合(しょういちごう)徳利についても紹介します。さらに、一合以上の日本酒の単位についても解説します。

日本酒一合は180ml

日本酒一合は180mlです。一般的なコップ1杯分の量に相当します。なお「合」は、お酒の他にも米を測るときにも用いられている単位です。
コンビニエンスストアや酒屋などで販売されているカップ酒には、ちょうど一合の180mlが入っていることが多いです。

日本酒一合は、一般的におちょこ4~5杯分程度

おちょこのサイズには勺(しゃく)という単位が使われ、一勺(いっしゃく)は18mlを表します。
プロが日本酒を利き酒する際に使う「唎猪口(ききちょこ)」には、一合の日本酒がまるまる入るほどの大きなサイズもありますが、そこまで大きなおちょこで提供するお店は滅多にないでしょう。
居酒屋や家庭でよく使用されているのは二勺~二勺半(36ml〜45m)のもの。つまり、一合は二勺のおちょこで5杯程度、二勺半のおちょこで4杯程度の量となります。

正一合(しょういちごう)徳利

徳利には一合徳利(180ml)や二合徳利(360ml)などの種類がありますが、実際にそれだけの量が入っているとは限りません。というのも通常の飲食店では、8割程度の日本酒しか入っていない「八勺燗(はっしゃくかん)」という徳利が使われるのが一般的です。その場合、日本酒を一合頼んでも徳利の中には150ml弱しか入りません。

きっちり180ml飲みたい場合は、正しく一合分のお酒を入れていることを表す言葉「正一合」をうたっているお店を選びましょう。また、メニューに「180ml」と明記しているお店を選ぶのもひとつの手です。

日本酒の単位「一升」や「一斗」とは

お店で日本酒を注文する際は一合や二合程度が一般的ですが、さらに大きな単位も参考までにチェックしておきましょう。
十合(1.8L)は「一升(いっしょう)」、十升(18L)は「一斗(いっと)」、百升(180L)は「一石(いっこく)」と言います。
具体的な数値を知っておくと、一般的によく耳にする「一升瓶」「一斗缶」などの量もイメージしやすくなるので便利です。

日本酒一合のアルコール量

刺身と徳利とお猪口

お酒は種類によってアルコール量が異なります。一合の日本酒には、いったいどれだけのアルコールが含まれているのか、他のお酒と比較しながらわかりやすく解説します。

日本酒一合のアルコール量は約20g

アルコール飲料に含まれるアルコール量(g)を純アルコール量と呼び、以下の式で算出します。

純アルコール量(g)=酒の量(ml)× アルコール度数(%)/ 100 × 0.8(アルコールの比重)

日本酒の平均アルコール度数は15度ですから、この計算式に当てはめると一合あたりの純アルコール量は約20gとなります。

日本酒一合と他のお酒のアルコール量の比較

一合(180ml)に含まれるアルコール量は約20gですが、他のお酒に置き換えた場合はどのくらいの量になるのかみていきましょう。

・ビール:中瓶1本(約500ml)
・ワイン:グラス2杯弱(約200ml)
・ウイスキー:ダブル1杯(約60ml)
・焼酎:グラス1/2杯(約110ml)

こうして見ると、お酒の種類によってアルコール量にかなりの開きがあることがわかります。

日本酒一合のカロリー

体重計とメジャー

原料が米という理由で、日本酒は高カロリーなイメージを持たれがちですが、実際は特別カロリーが高いわけではありません。そこで日本酒一合のカロリーとともに、他のお酒についても紹介します。

日本酒一合は約180kcal

日本酒は米が原料のため「飲んだら太る」と思われがちですが、必ずしもそうとは言えません。
銘柄によって多少違いがあるものの、日本酒100gあたりのカロリーは約100kcalです。つまり、日本酒一合だと180kcal程度になります。
ちなみに、ご飯100gは約170kcal。日本酒は米を原料としてはいますが、ご飯を食べるよりはカロリーが低いのです。

日本酒一合と他のお酒のカロリーの比較

いろいろな種類のお酒ともカロリーを比較してみましょう。お酒の種類によって一度に飲む量は変わりますが、ここでは比較しやすいように100gでのカロリーで紹介します。

・日本酒:約100kcal
・ビール:約40kcal
・ワイン:約70kcal
・焼酎(乙類):約150kcal

他のお酒と比べてみても、日本酒のカロリーは特別高いわけではありません。
一見カロリーが低いビールやワインも、つい飲みすぎて結局多くのカロリーを摂取してしまうこともあります。いずれのお酒を飲むにせよ、合わせる食事に気を付けたり、こまめに和らぎ水を飲んだりなどの工夫をしながらカロリーをコントロールして楽しみましょう。

一合の量やカロリーなどを把握して、より日本酒を楽しもう

徳利とお猪口と箸

日本酒一合の容量やアルコール量、カロリーなどを正しく理解していれば健康的に楽しめます。2人で一合徳利が2本空いたから今日はこのくらいにしておこう、日本酒の飲み比べを楽しみたいからヘルシーなおつまみにしようなどと考慮しながら、日本酒を堪能してください。