これだけ押さえればOK! 日本酒を綺麗に撮影するコツ
2022.01.26

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これだけ押さえればOK! 日本酒を綺麗に撮影するコツ

意外と難しい日本酒の撮影。実はちょっとしたコツさえ掴めれば、写真の出来栄えは見違えます。本記事を参考に、美味しかった思い出を写真に収めてみてくださいね。

目次

  1. 日本酒の撮影にはコツがある
  2. 基礎編 半逆光で撮影しよう
  3. 上級編① 日本酒のボトルは少し離れて望遠で撮影しよう
  4. 上級編② ボトルの写り込みに気を付けよう
  5. たくさんの写真を見よう
  6. 撮影におすすめの日本酒「久保田 萬寿」
  7. コツを押さえて美味しい思い出を綺麗に残そう

日本酒の撮影にはコツがある

日本酒の撮影

日本酒や、日本酒と一緒に味わった料理の写真を、SNSでもしばしば見かけます。いざ自分もと思い撮影してみると、これが案外難しいですよね。「せっかく美味しい日本酒と料理だったのに、美味しさの伝わる写真にならないなあ」と悩んでいる人もいるのではないでしょうか。
実は、日本酒の撮影にはちょっとしたコツがあり、それさえ知ってしまえば写真の仕上がりをグッとレベルアップさせることができます。ここでは、そのちょっとしたコツをご紹介します。

基礎編 半逆光で撮影しよう

半逆光とは

写真の仕上がりに決定的な違いを生む要素は「」です。「綺麗な写真は一眼レフでないと撮れないんでしょう?」と思っている人もいるかもしれませんが、光さえマスターすれば、スマホでも綺麗に撮影できます。

料理を撮影する際に最適な光だとされているのが、「半逆光」と呼ばれる光で、被写体に対し斜め後ろ45°から当たる光のことです。被写体に対し、横方向から当たる「サイド光」と、背後から当たる「逆光」があり、その間の位置から差す光になります。被写体の立体感を演出でき、かつ被写体の奥も明るくなります。
グラスなどの透過物に入った日本酒を撮影する際も、奥からの光がグラス内で反射して中身が綺麗に写るため、半逆光がおすすめです。ここからは、その半逆光で撮影する際のポイントを紹介します。

①部屋の電気を消す
部屋の電気を消し、窓辺に近づいて自然光で撮影しましょう。室内灯は部屋の中を均等に照らすつくりとなっており、立体感を演出するのは難しいためです。

②光の方向に合わせて撮影位置を決める
撮影者が移動したり被写体を動かしたりすることで、自然光が半逆光の位置から差す場所を見つけましょう。

③レフ板で手前の影を薄くする
レフ板とは、光を反射させる板のことです。特別な機材を購入しなくても、白い紙で代用できます。
先に紹介した通り、半逆光にも弱点があります。それは、手前に影が落ちてしまい、料理の色がくすんでしまう恐れがあること。その場合は、写真に写らない程度に手前からレフ板を近づけ、光を反射させて明るさを補いましょう。

上級編① 日本酒のボトルは少し離れて望遠で撮影しよう

日本酒ボトルの通常撮影と望遠撮影の比較

ここからは、日本酒を撮影する際のちょっとしたコツを紹介します。
日本酒のボトルを撮影したらボトルが歪んでしまった、と悩んだことがある人はいませんか?カメラは、広角で近づいて撮影すると被写体が歪んでしまう、という性質があります。特にスマホのカメラは広角レンズが付いているため、日本酒のボトルが歪みがちです。

日本酒を見たままの形で綺麗に撮影するためには、1m~1.5m程度離れ、ズームにして撮影をするようにしましょう。一眼レフなどのカメラを使っている場合は望遠レンズを使用して、スマホの場合でもカメラにズーム機能がありますので、それを活用して撮影してみてください。
画像の左は、iPhoneでボトルに近づいて「1×」で撮影した写真、右はiPhoneで1m程離れて、「5×」のズームで撮影した写真です。分かりやすく5倍ズームにしたので画像は粗くなっていますが、ボトルの歪みがなくなっていることが分かると思います。

飲食店では距離をとるのが難しい場合もあるかもしれませんが、ボトルにカメラを近づけすぎないだけでも、歪みを軽減することができます。

上級編② ボトルの写り込みに気を付けよう

ボトルの写り込みに気を付ける

実は、被写体の中でもボトルは撮影するのが難しいと言われています。その理由は、ガラスでできたボトルには、背景や周りの要素が写り込んでしまうからです。
プロのカメラマンがボトルを撮影する場合は、写り込みをしないように物撮り用の撮影ボックスを使ったり、ホワイトスクリーンを三方に設置したりして、写り込みしないように撮影をしています。そのため、日本酒のボトル単体を撮影する場合は、極力背景や周りをシンプルにするようにしましょう。

しかし、自宅や飲食店での食事の際には、どうしても周りに料理などがあり写り込んでしまいます。そんな時は、ボトル全体ではなくラベルをメインに撮影すると、ガラス面が少なくなり、ボトルへの写り込みもあまり気にならなくなるでしょう。

ちなみに、もっとも写り込みしやすいボトルは黒や茶色などの濃い色のボトルで、くもりガラス状になったフロストボトルであれば写り込みはしづらいので、そこまで気を付ける必要もありません。

たくさんの写真を見よう

写真をスマートフォンで見る人

写真撮影は場所、構図など、実に様々な要素が複雑に関わってきます。そのため、色々な写真を見て、参考にできるパターンを増やしていくのが上達へのコツです。写真が上手い人ほど、たくさんの写真を見てイメージをインプットしていると言われています。

ここでは朝日酒造の公式Instagramアカウントを紹介します。ぜひ参考にしてみてください。
「この記事を見て久保田を撮影してみたよ」といったご報告は、「#久保田」、「#久保田で乾杯」をつけてInstagramに投稿してくださいね。

撮影におすすめの日本酒「久保田 萬寿」

久保田 萬寿

久保田 萬寿」は、華やかな香りと深みのある味わいで、飲んだシチュエーションが記憶に残るような一本です。
写り込みしづらい、くもりガラス状になったフロストボトルが使われているので撮影しやすいのもポイント。美味しい記憶をぜひ写真にも収めてみてください。

久保田 萬寿
1,800ml    8,110円(税込8,921円)
720ml    3,640円(税込4,004円)
※商品の価格は2022年1月26日現在のものです。

コツを押さえて美味しい思い出を綺麗に残そう

日本酒の写真は、コツを知ることで仕上がりを大きく上達させることができます。美味しい思い出をぜひ綺麗な写真で残してみてくださいね。