日本酒ビギナー必読! 美味しいと感じる日本酒の見つけ方
2022.02.01

知る

日本酒ビギナー必読! 美味しいと感じる日本酒の見つけ方

日本酒を覚えたいけれど、自分にとってどんな日本酒が美味しいと感じられるのか分からなくて困っている日本酒ビギナーの方は多いのではないでしょうか。そんな方のために、美味しいと感じる日本酒の見つけ方を伝授します。

目次

  1. 美味しいと感じる日本酒は十人十色
  2. 酒屋や飲食店でプロの力を借りる
  3. 人工知能の力を借りる
  4. 味わいマップを頼りに、一つの銘柄の中で飲み比べる
    1. 久保田 純米大吟醸
    2. 久保田 千寿
    3. 久保田 碧寿
  5. 一つでもお気に入りが見つかれば、日本酒は楽しくなる

美味しいと感じる日本酒は十人十色

美味しいと感じる日本酒は十人十色

「日本酒を覚えたいけれど、自分にとってどんな日本酒が美味しいと感じられるのか分からなくて困っている」。そんな日本酒ビギナーの方は多いのではないでしょうか。それもそのはず、現在日本酒の銘柄の数は1万を超えると言われ、味わいも辛口から甘口、淡麗から濃厚までさまざまです。
その中に、万人が絶対に美味しいと感じる日本酒があれば、日本酒ビギナーとしてはその一本から試してみたいですよね。ですが、それもなかなか難しいところ。

というのも、美味しいと感じるものは人それぞれだからです。美味しさは、「生理的欲求」「食文化」「情報」「病みつき」の4要素から成っていると言われています。例えば、「食文化」は、子どもの頃から食べ慣れた味を美味しいと感じる感覚、いわゆる「おふくろの味」のこと。また、「情報」は、「高級なもの」「本格的」といった情報が与えられると、人はより美味しく感じるということ。つまり、その人の出身地や育った環境、情報を知っているかどうか等の要素が複雑に絡み合い、その人だけの美味しさの基準を作っているのです。となると、美味しく感じる日本酒も、人それぞれ異なっているのは想像に容易いですね。

1万を超える銘柄があり、さまざまな味わいがある日本酒。その中から、自分の美味しいと感じる日本酒を見つけるとなると、とてもハードルが高く思えます。そんな時にチャレンジしてほしいのが、数種類の日本酒の飲み比べです。比較しながら飲むことで、甘味や旨味、香りの華やかさなど、単品で飲んだ時には気付かなかった特徴を感じ取ることができます。結果的に、自分が美味しいと感じる日本酒を見つける近道にもなります。
日本酒ビギナーの方が飲み比べをする時のポイントは、用意する日本酒を似たようなタイプで固めてしまわずに、様々なタイプに散らすことです。とは言え、「そんなこと、どうやったらできるの?」という疑問も浮かんでいることと思います。ここからは、「違ったタイプの日本酒を飲み比べする方法」をご紹介します。

酒屋や飲食店でプロの力を借りる

酒屋や飲食店でプロの力を借りる

まずおすすめなのが、酒屋や飲食店を利用することです。日本酒について分からないことがあっても、専門家である店員さんがいるので心強いです。こだわって仕入れている銘柄もあるはずですので、きっと喜んで教えてくれますよ。

酒屋であれば、店員さんにおすすめの日本酒を提案してもらい、試飲させてもらいましょう。一度にたくさん試飲するのは大変なので、提案してもらうのは2、3種類がちょうどいいでしょう。お店によっては試飲ができるところとできないところがあるので、訪れる前に確認しておくと安心です。

同じく、飲食店の「日本酒3種飲み比べセット」などを注文するのもおすすめです。もちろん自分で日本酒の銘柄を指定することもできますが、全て店員さんからのおすすめにしてもらうことも可能です。

どちらの場合も、店員さんにお願いする際、「それぞれ異なったタイプの日本酒でお願いします」と言いましょう。酒屋であれば、その中で最も美味しいと感じたものをそのまま購入するのもいいですし、さらにその場で「一番美味しかったこの日本酒に似たタイプのものを教えてください」と言えば、自分が美味しいと感じる日本酒と出会える確率は高いでしょう。

人工知能の力を借りる

YUMMY SAKEテイスティングキット

酒屋や飲食店の店員さんだからこそできる血の通ったおすすめを聞いたら、次はその対極である人工知能の力を借りてみるのも一興です。

渋谷PARCOの地下1階にある「未来日本酒店/KUBOTA SAKE BAR」では、人工知能を用いた味覚判定サービス「YUMMY SAKE」を使った「YUMMY SAKE×KUBOTAテイスティングキット」を提供しています。人工知能とブラインドテイスティングを駆使し、自分にぴったりの日本酒を判定してくれるサービスです。

このサービスの利用に必要なのは、自分の味覚とスマートフォンのみ。10種類の日本酒をブラインドで試飲し、それぞれどれくらい好みかを5段階評価で入力したら、あとは判定を待つだけです。結果はすぐにスマホの画面に表示され、「ホワホワタイプ」「シャラシャラタイプ」「ユラユラタイプ」など、12種類の味覚タイプのうち、自分がどれに当てはまるかを教えてくれます。それをスタッフに伝えると、自分の味覚タイプにぴったりの日本酒やおすすめの飲み方、おつまみを教えてくれます。
「未来日本酒店/KUBOTA SAKE BAR」は日本酒を味わえるBARエリアだけでなく、日本酒を買って帰れるショップエリアも兼ね備えているので、味覚判定でおすすめしてもらった日本酒を買って帰ることも可能です。

味わいマップを頼りに、一つの銘柄の中で飲み比べる

久保田の味わいマップ

酒屋や飲食店で聞くのはちょっと緊張する、という方には、酒蔵が作成している味わいマップを頼りに、一つの銘柄の中で飲み比べをしてみるという方法もあります。
味わいマップは、一般的には、味の濃い・淡い、香りの高い・低いで日本酒を4つのタイプに分類しているマップです。日本酒は、仕込みの方法や精米歩合、酵母などで味わいが全く異なることもあるため、同じ銘柄であってもこの4つのタイプそれぞれに当てはまる日本酒がある、という場合もあります。
味わいマップを参考に一つの銘柄の中で飲み比べても、自分が美味しいと感じる日本酒のタイプを発見する手がかりになります。

例えば、淡麗辛口というイメージの「久保田」も、実は日本酒では14種類あり、種類によって味わいはさまざま。ここでは、久保田の味わいマップを元に、日本酒ビギナーの方にまず飲み比べてほしい3種類の久保田をご紹介します。

久保田 純米大吟醸

久保田 純米大吟醸

「香り華やか」×「味が深い」に位置する「久保田 純米大吟醸」は、日本酒を初めて飲んだ人でも、口に含んだ瞬間に実感できる美味しさを追求した一本です。上品な甘さのある味わいやフルーティーな香りからは新しい久保田を、キレの良さからは伝統的な久保田らしさを感じます。英語を強調したシックなラベルも特長です。300mlという小さめサイズもあり、気軽に買いやすいです。

希望小売価格
1,800ml 3,400円(税込3,740円)
720ml 1,570円(税込1,727円)
300ml 750円(税込825円) ※化粧箱なし

久保田 純米大吟醸を美味しいと感じた方に、次に飲んでみてほしいのが「久保田 萬寿」。華やかな香りと重厚な味わいが重なり合い、複雑で深みのある口当たりが広がる純米大吟醸酒です。ちょっとお値段はお高めですが、久保田の最高峰として長年愛されている銘酒なので、試してみる価値ありです。

久保田 千寿

久保田 千寿

「香り穏やか」×「味が軽い」に位置する「久保田 千寿」は、日本酒を飲めない人でも知っているほどのベストセラーです。穏やかな香り、綺麗ですっきりとした味わいと、新潟の日本酒らしい淡麗辛口の王道です。氷とトニックウォーターを入れレモンを加えるなどのアレンジを加えても美味しく飲めます。王道でありながら遊び心のある飲み方にも対応できる万能さが魅力です。

希望小売価格
1,800ml 2,430円(税込2,673円)
720ml 1,080円(税込1,188円)
300ml 500円(税込550円)

久保田 千寿を美味しいと感じた方に、次に飲んでみてほしいのが、久保田シリーズの基本形「久保田 百寿」です。久保田 千寿と同様クラシックな淡麗辛口の味わいでありながら、アレンジを加えた飲み方でも美味しく飲める温故知新な日本酒です。

久保田 碧寿

久保田 碧寿

「香り穏やか」×「味が深い」に位置する「久保田 碧寿」は、どっしりとしたコクのある日本酒を好まれる方に人気のお酒です。伝統的な醸造方法「山廃仕込み」で醸した純米大吟醸酒で、深い味わいと軽快できれいな酸味が味わえます。冷やすとシャープですっきりと飲みやすく、温めると日本酒らしいコクと柔らかな香りを堪能でき、温度によって変わる表情を楽しめます。味噌焼きやグリル、バター焼きなど、濃い目の味付けや、旨味が凝縮されたおつまみと好相性です。

希望小売価格
1,800ml  5,030円(税込5,533円)
720ml  2,230円(税込2,453円)

久保田 碧寿を美味しいと感じた方に、次に飲んでみてほしいのが、同じく山廃仕込みで醸造した「久保田 雪峰」です。懐の深い味わいが特長で、素材の風味をありのまま感じられるような個性的で野趣あふれる料理にもバランスよくマッチします。こちらも温度によって異なる味わいが楽しめる日本酒です。

一つでもお気に入りが見つかれば、日本酒は楽しくなる

一つでもお気に入りが見つかれば、日本酒は楽しくなる

たくさんある日本酒の中から、美味しいと感じる一本を見つけるのはハードルが高く感じますが、その分出会えた時の嬉しさはひとしお。一つでもお気に入りが見つかれば、広く深い日本酒の世界を堪能する準備は万端です。自分を日本酒ビギナーだと感じなくなる日はもうすぐそこですよ。