母の日は日本酒と手料理をプレゼント。おうちで一緒に乾杯しよう
今年の母の日は5月12日です。連休の後すぐの週末。母の日は、おうちでゆったり過ごそうという方も多いかもしれません。今回は母の日のプレゼントにふさわしい華やかな香りの日本酒や一緒にふるまいたい手料理、日本酒の飲み方アレンジをご紹介します。
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カクテルの原料として知られるリキュール。種類が多く、飲み方のバリエーションも豊富なので、お酒が強い人はもちろん、そうでない人にとっても飲みやすいお酒です。こちらの記事ではリキュールの名前の由来や定義、種類などの基礎をお届けする他、それぞれのリキュールの美味しい飲み方や、おすすめの日本酒リキュールも紹介します。
目次
リキュールとは具体的にはどんなお酒なのでしょうか?定義や歴史など、お酒好きなら知っておきたいリキュールの基礎を紹介します。
リキュールの語源は、ラテン語で「溶かし込む」という意味の「Liquefacere(リケファケレ)」、あるいは液体という意味の「Liquor(リクォル)」がフランス風になまってできた単語だといわれています。
具体的には、蒸留酒や醸造酒に果実、薬草・香草、ナッツなどの香り成分を溶かし込んで造る混成酒をリキュールと呼びます。ストレートで飲めますが、割って楽しめるものが多いのが特徴です。お酒として飲む他、料理やお菓子作りに用いる場合もあります。
リキュールの定義は国によって大きく異なりますが、日本では酒税法によって「酒類と糖類その他の物品を原料とした酒類で、エキス分が2%以上のものをいう。ただし、清酒、合成清酒、焼酎、みりん、ビール、果実酒類、ウイスキー類、および発泡酒に該当するものは除かれる」と定められています。
原料の「酒類」には、テキーラ、ジン、ウォッカ、ウィスキー、焼酎、泡盛などの蒸留酒の他、日本酒やワインなど醸造酒などが用いられることもあります。水やジュースなどの飲み物で割ることを想定しており、原料のお酒はアルコール度数が高いものが多いです。
リキュールは今でこそ甘くて飲みやすいイメージのお酒ですが、もともとは薬として用いられるお酒だったのをご存知でしょうか。歴史上の人物としても名高い古代ギリシャの医者、ヒポクラティスがワインに薬草を入れて造った水薬が世界で最初のリキュールだといわれています。
現在のようなリキュールは、13世紀〜14世紀ごろにブランデーを生み出したとされるスペイン生まれの医者とその弟子が開発しました。彼らはスピリッツにレモン・ローズ・オレンジの花・スパイスなどを加えて造りました。それを受け継ぐ形で、後世の人がさまざまなフレーバーのリキュールを開発し、現在のバリエーション豊かなリキュール文化となったのです。
数あるリキュールの中で覚えておきたいリキュールのフレーバーを、果実系、薬草・香草系、ナッツ系、その他の4種類に分けて、それぞれの特徴を紹介します。
バリエーション豊かな果実系のリキュールは、甘味があり飲みやすい傾向にあります。クレーム・ド・カシス(カシス)、パッソア (パッションフルーツ)、コアントロー(オレンジの果皮)、ディタ (ライチ)、ピーチツリー(ピーチ)などが有名です。
薬草・香草系のリキュールは薬酒として用いられていた頃の名残が特に強く残っているタイプで、ほろ苦さを感じるものが多いです。カンパリ(薬草とビターオレンジ)、ティフィン(紅茶の茶葉)などがこちらに分類されます。
香ばしい香りのナッツなど、種子系のリキュールは比較的重厚感があり甘味が強いです。カルーア(コーヒー)、マリブ (ココナッツ)、フランジェリコ(ヘーゼルナッツ)、アマレット(あんずの核)などがあります。
果実系、薬草・香草系、ナッツ・種子系、いずれにも該当しないフレーバーのリキュールで、濃厚で甘味が強く、デザートのような味わいのものが多いです。ヨーグリート(ヨーグルト)、ベイリーズ(クリーム)、アドヴォカート(卵)などが該当します。
素材の味を堪能するストレートやロック、割りものを使った方法など、リキュールはさまざまな飲み方が推奨されています。こちらでそれぞれの飲み方を詳しく見ていきましょう。
リキュールは何かで割らず、ストレートにしてお酒本来の味をダイレクトに堪能するのも良いでしょう。
アルコール度数が高いので、リキュールグラスなどの小ぶりのグラスに少量を注ぎゆっくり楽しむのがおすすめ。
特にあんずのフレーバーのアマレット、オレンジリキュールのコアントロー、紅茶リキュールのティフィンなどがストレートに適しています。
氷とリキュールだけで飲むロックも、リキュール本来の味が楽しめると人気の飲み方。氷が溶けて少しずつアルコールが薄まっていくので、ストレートよりも飲みやすいでしょう。とはいえ、リキュールは酎ハイなどと比べればアルコール度数が高いので、飲むペースが早くなりすぎないよう注意が必要です。
ロック向けのお酒は、ストレートと同じくアマレット、コアントロー、ティフィンの他、クレーム・ド・カシスなどもおすすめです。
リキュール自体の味を楽しみたいけれどストレートやロックは濃すぎるという人は、水割りで飲んでみましょう。加える水の量によって濃さを調節できる上、リキュールの風味をなるべく損なわずに楽しめます。ディタやクレーム・ド・カシスなどの果実系は水割りにおすすめです。
爽快感をプラスしたいときにおすすめなのがソーダ割り。ソーダは炭酸水なのでそれ自体に味はなく、リキュール本来の味を堪能しながら爽快な飲み心地も楽しめます。相性が良いのは薬草系や果実系です。
味付きの飲み物で割り、カクテルにする飲み方は定番です。他の飲み物と混ざることで生まれる新たな味わいを楽しめる他、飲みやすさも格段にアップします。お酒があまり得意でない人にもおすすめです。
パッソア・ディタ・カシスなどの果実系のリキュールは、オレンジやグレープフルーツなどの柑橘系ジュースと相性が良いです。ほとんどの場合リキュールそのものに甘味がついているので、ジュースを使う時はなるべく甘味料が添加されていないものを選ぶとバランスがとれます。また、甘いリキュールはお茶割りにしてほのかな苦みと清涼感をプラスするのもおすすめです。
カルーア・マリブ ・フランジェリコなどの種子系、濃厚で甘味の強いヨーグリート・ベイリーズ・アドヴォカートなどはミルクで割っても美味しくなります。デザート感覚で楽しめますので、甘いものが好きな人は試してみてください。
日本酒「久保田」を使用した「久保田 ゆずリキュール」。フレーバーには、日本酒と相性のよい柑橘系の中でも、海外でも日本食材として人気が高まっているゆずを選び、本柚子を皮ごと優しく搾り抽出した果汁を使用。穏やかな香りとやさしい酸味の「久保田 千寿 純米吟醸」をベースにすることで、ゆず本来の爽やかな香りとほのかな甘味を引き立てています。
フルーティーでありながら「久保田」らしいキレを活かした、果汁感と日本酒感のバランスの良さ。ロックでもストレートでも飲みやすい軽やかな飲み口です。さらに、ソーダや紅茶などで割ってカクテルに、凍らせてシャーベットになど、様々な味わい方を楽しめるリキュールです。
久保田 ゆずリキュール
希望小売価格:720ml 1,300円(税込1,430円)
アルコール分:9度
※商品の価格は2020年10月23日現在のものです。
リキュールは種類が多く、楽しみ方も豊富なお酒です。お酒はあまり強くない人も、リキュールをカクテルにすれば飲みやすくなるかもしれません。お好みの飲み方で、美味しいリキュールを堪能してみてください。