日本酒「久保田」と楽しむ、青森県のご当地グルメ4選
毎回1つの都道府県にスポットを当て、久保田ファンと朝日酒造社員が一緒にご当地グルメと久保田を味わいながら、その地域やグルメにまつわるトークを楽しむオンラインイベント「久保田ご当地グルメ部」。今回は、青森県をテーマに開催しました。ファンや社員おすすめの、久保田と楽しめる青森県のご当地グルメをご紹介します。
特集
毎回1つの都道府県にスポットを当て、久保田ファンと朝日酒造社員が一緒にご当地グルメと久保田を味わいながら、その地域やグルメにまつわるトークを楽しむオンラインイベント「久保田ご当地グルメ部」。今回は、富山県をテーマに開催しました。ファンや社員おすすめの、久保田と楽しめる富山県のご当地グルメをご紹介します。
「久保田ご当地グルメ部」とは、毎回1つの都道府県にスポットを当て、久保田ファンと朝日酒造社員が一緒にご当地グルメと久保田を味わいながら、その地域やグルメにまつわるトークを楽しむオンラインイベントです。
全国的に有名なものから本当に地元の人しか知らないものまで、様々なものがあるご当地グルメ。そんなご当地グルメと日本酒・久保田を、地元の方はどんな風に楽しんでいるのでしょうか。
今回は、天然の生簀とも呼ばれる富山湾を擁する富山県をテーマに開催しました。ファンの方がおすすめする富山県ご当地グルメとともに、美味しく楽しめる久保田もご紹介していきます。
富山県の代表的な郷土料理の「ます寿司」。駅弁としても知られているので、全国的に有名なご当地グルメです。ますを発酵させずに酢と塩で味付けした押し寿司の一種で、木製の曲げわっぱの中に笹で包まれた状態で販売されています。
ます寿司の発祥は、江戸時代の頃のこと。富山藩士の吉村新八が三代目藩主の前田利興に鮎寿司を作ったのが始まりといわれています。前田利興が気に入って、将軍徳川吉宗にも鮎寿司を献上したところ、吉宗も絶賛。その後、鮎ではなく、神通川で獲れるサクラマスを使ってます寿司を作るようになり、これが富山名物となっていきました。
富山にはます寿司を出すお店が複数あり、お店によってますの味付けや厚さ、並べ方、酢飯の味わいなどが異なっているそうです。富山県魚津市に一時期住んでいたことがあったファンの方のお気に入りは、魚津駅の近くにある「魚づ鱒寿し店」。しかし、残念ながらお取り寄せができず、今回は別のお店のます寿司をお取り寄せしました。
「富山に住んでいた頃、京都への出張が多かったので、電車に乗る前にます寿司を買い『久保田 百寿』の四合瓶を抱えて電車に乗っていたんです」という思い出を話してくださったファンの方。今回久々にます寿司を食べたとのことで、その当時と同じ百寿と合わせてみると、「ますの脂身や甘さを百寿が洗い流してくれて、ちょうどいい感じ」と、美味しさは変わらずのようです。さらに、他の久保田とも合わせてみていただいており、「『久保田 千寿』でもいいのかなと思う。『久保田 千寿 純米吟醸』とも合わせてみましたが、香りが強いので、百寿の方が合うなという感じがしました」と、百寿が間違いないと再確認。
私たちも、ます寿司と百寿を合わせてみると、酢の酸味もちょうどよく、百寿は酸味が少ないので、酸味が加わって味にボリュームが出てきます。ますもお酒も甘味を感じる組み合わせです。と、ここでファンの方から何℃で飲んでいますかとの質問。冷酒で飲んでいましたが、「百寿を常温で飲むと、また非常にいい感じだと思いますよ」と、温度帯のおすすめも教えていただきました。
ちなみに、今回お取り寄せできなかった魚づ鱒寿し店のます寿司は、「ツウ曰く、そこを食べないなんておかしい」と言われているほど。いつ食べますかと聞かれてそれに合わせて酢の量を変えており、予約しないと買えなくて、夕方には売り切れていることもあるそうです。別のファンの方も、「一度しか食べたことないけど、しゃりのふわっと感はもちろん、ますもふわっとしていてすごい。上品な仕上がりです。一度しか食べていないのに、こんなに語れるくらい」と、印象に残る美味しさのようです。これはぜひ、富山県の現地に行って食べてみたいものですね。
透明感のある姿でキラキラと光を反射する姿から「富山湾の宝石」とも言われる「白えび」。「富山県のさかな」として、ブリ、ホタルイカと並んで指定されています。
白えびは駿河湾や相模湾などの日本近海にも生息していますが、大量に水揚げされるのは富山湾だけだそうです。富山湾は日本を代表する深い湾のひとつで、岸から急に深くなり海の青さが一段と濃くなることから「藍瓶(あいがめ)」と呼ばれる海底谷があり、そこは良い漁場となっており白えびが集まっているのです。毎年4月から11月までが漁期で、夏が最盛期となります。
体長は50~70mmと小ぶりのサイズで、生きている時は淡いピンクがかっている無色透明の色ですが、死ぬと白色になり、これが白えびと呼ばれる所以です。すぐに傷んでしまうため、水揚げされるとすぐに急速冷凍して保存。そのおかげで、禁漁期間の冬場も食べることができるそうです。
今回参加されたファンの方は、富山県にはまだ行ったことがなく憧れの地だそうで、富山県出身のご友人から白えびが美味しいと紹介され気になっていたそう。富山県出身のファンの方も、「よく親がスーパーで買ってきて、無言で殻をむいて食べてました。殻付きなので丁寧に必死にむいて、一気にまとめて醤油で食べると美味しかった思い出です。ド定番のグルメですね」と太鼓判。
今回初めて白えびの刺身を食べた感想は、「すごく美味しいです!気に入りました」と喜ばれたご様子。ねっとりとした食感と濃厚な甘味とうま味を感じられ、わさび醤油をつけて食べると、白えびの甘味がさらに引き出されます。
ファンの方が白えびと合わせたのは、「久保田 千寿 純米吟醸」。まずは何もつけていない白えびと合わせてみると、千寿 純米吟醸がまるで白えびの調味料のようになり、醤油と同じように甘味が引き立ちます。続いて、醤油をつけた白えびと合わせてみると、醤油で引き出された甘味が、千寿 純米吟醸により口の中にさらにふくらんでいきます。日本酒のほんのりとした甘味が寄り添い、最後はすっきりと流していきます。
ちなみに、手元に「久保田 純米大吟醸」もあったので合わせてみたところ、白えびの甘味と純米大吟醸の甘味が合わさって、こちらも華やかな組み合わせになりました。
ます寿司や白えびは有名なので知っていましたが、今回私たちが初めて知ったご当地グルメが「イカの黒作り」です。これをおすすめしてくれたファンの方も、「ベタなものを選んだらつまらないかなと思い、知名度が低そうなものを選びました」と話すほどです。
イカの黒作りは、スルメイカの身を細かく切り、イカスミ、肝臓を混ぜ合わせ熟成させた塩辛の一種です。
イカの塩辛には3種類あり、皮つきの身と肝を混ぜ合わせた一般的なイカの塩辛が「赤作り」、皮をむいた身と肝を入れずに麹で仕立てた塩辛が「白造り」、そして赤作りにイカスミを混ぜたものが「黒作り」です。
この黒作りは昔から富山で食べられており、加賀藩主が参勤交代の際に将軍家に献上し絶賛されたという文書が残っており、江戸時代には既に名物となっていたようです。
「イカの塩辛が大がつくほど嫌いなのですが、これだけは不思議と昔から好きで食べられたんです」と驚きのエピソードを紹介してくれたファンの方。「黒作りは、普通の塩辛と比べても生臭くなくて、もっとふくよかなうま味がある」と紹介してくれた通り、私たちも実際に食べてみてびっくり。まったく生臭くなく塩辛さもマイルドで、むしろ甘味やうま味を感じ、食べる箸がとまらなくなります。
そして、イカの黒作りに合うとおすすめされたのが「久保田 純米大吟醸」です。「黒作りの濃厚なうま味が、純米大吟醸の甘さとキレですっきりと食べやすくなった上で、美味しい余韻が残る。あとは、黒で統一感あっていいかな」と、味わいだけではなく見た目までぴったりのペアリングです。
純米大吟醸は、生臭さのある海産品とはあまり相性がよくないため、この組み合わせ大丈夫かなと不安になりながらも試すと、これまた相性抜群でびっくり。純米大吟醸の新たな一面を発見できた組み合わせとなりました。
「久保田ご当地グルメ部」は今後も開催していきますので、縁のある県や大好きな県の回への皆様のご参加、お待ちしております!
■「久保田ご当地グルメ部」 開催概要
対象:「KUBOTA MAIL NEWS」メルマガ会員
会場:オンライン(Zoom)
参加費:無料
お申し込み:「KUBOTA MAIL NEWS」に既にご登録の方は、メルマガに記載の応募フォームからアンケートに答えてお申し込みください。
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https://www.asahi-shuzo.co.jp/kubota/mailnews/
定員:各回4名様(最小催行人数1名様)
次回開催予定:
「広島県」 2022年10月26日(水)20:00~(応募開始 2022年10月6日予定)
「高知県」 2022年10月27日(木)20:00~(応募開始 2022年10月6日予定)