8月3日は八丁味噌の日!八丁味噌グルメに合う酒は?
8月3日は「八丁味噌の日」です。八丁味噌は、今年の大河ドラマの舞台としても注目を集める愛知県岡崎市で誕生した伝統調味料。愛知県のご当地グルメの味付けには欠かせない存在です。そんな八丁味噌についてや、八丁味噌を使ったグルメとそれに合うお酒をご紹介します。
特集
毎回1つの都道府県にスポットを当て、久保田ファンと朝日酒造社員が一緒にご当地グルメと久保田を味わいながら、その地域やグルメにまつわるトークを楽しむオンラインイベント「久保田ご当地グルメ部」。今回は、愛知県をテーマに開催しました。ファンや社員おすすめの、久保田と楽しめる愛知県のご当地グルメをご紹介します。
「久保田ご当地グルメ部」とは、毎回1つの都道府県にスポットを当て、久保田ファンと朝日酒造社員が一緒にご当地グルメと久保田を味わいながら、その地域やグルメにまつわるトークを楽しむオンラインイベントです。
全国的に有名なものから本当に地元の人しか知らないものまで、様々なものがあるご当地グルメ。そんなご当地グルメと日本酒・久保田を、地元の方はどんな風に楽しんでいるのでしょうか。
今回は、戦国三英傑の出身地であり侍の国として知られる愛知県をテーマに開催しました。ファンの方がおすすめする愛知県ご当地グルメ三英傑や、ご当地グルメとともに美味しく楽しめる久保田もご紹介していきます。
愛知県のご当地グルメとして「これだけは譲れない」とファンの方から多数おすすめいただいた「手羽先」。鶏の手羽先の唐揚げに、濃い味のたれを塗って仕上げた料理です。お店ごとに味付けに個性が出るため、愛知県民にはそれぞれ贔屓のお店があるそう。今回ファンの方がおすすめしてくれたのは「世界の山ちゃん」の「幻の手羽先」です。
世界の山ちゃんは愛知県を地元とする居酒屋チェーンで、本丸である名古屋市内にはなんと20も店舗があるとか。そんな名古屋市の顔とも言える「世界の山ちゃん」の看板メニューが「幻の手羽先」です。
ちなみに、手羽先とは本来鶏の部位を指す言葉ですが、愛知県で手羽先と言えば、通常この手羽先の唐揚げ料理を指します。手羽先の唐揚げがいかに愛知県に深く根付いているか伝わってくるエピソードですね。
早速、世界の山ちゃんの幻の手羽先を取り寄せてみました。いざ実食してみると「幻のコショウ」の旨辛風味の味わいが印象的です。ジューシーでありながら外側はパリパリとした食感で、かつ食べやすいサイズ感のため、お酒のおつまみとしてついつい何個も手を伸ばしてしまいます。
そんな幻の手羽先と「久保田 千寿 純米吟醸」とのペアリングがファンの方のイチ押しだそう。「すっきりとした飲み心地で、濃い味付けである手羽先の美味しさを引き立ててくれます」とのこと。私たちも試してみたところ、たれのかかった手羽先からもたらされる旨味に、千寿 純米吟醸の酸味が加わることで味わいに幅が生まれました。手羽先にかけられたコショウの辛さと千寿 純米吟醸の辛くも優しい飲み口の調和も感じられ、食後は華やかな爽やかさが残る相性のよいペアリングでした。
ところで「幻の手羽先」という目にとまるネーミングは、お客さんが発した一言が由来だそう。なんでも、山ちゃんの手羽先が美味しいあまり、何本頼んでもすぐに食べ終えてしまい消えてなくなってしまうことから、「幻の手羽先だ」と冗談まじりに言ったお客さんがいたそうで、それがメニュー名として採用されたそうです。その名の通り、後引く美味しさであっという間に完食してしまいました。
ファンの方から手羽先とともに「愛知県のご当地グルメとして譲れませんね」とおすすめいただいた「味噌カツ」は、八丁味噌をベースにした独特のたれをかけて食べるとんかつです。愛知県ではポピュラーなメニューで、特に名古屋市のとんかつ屋さんで味噌カツを置かない店はほとんどないほど。一説によると、土手鍋の味噌に串カツを浸して食べたところ美味しかったため、この食べ方が広がったと言われています。
味噌カツにも使われている八丁味噌に代表される豆味噌は、濃厚なコクと酸味、独特の渋みを感じさせる味わいが特長で、愛知県の食文化には欠かせない存在です。織田信長、豊臣秀吉、徳川家康も、やはり豆味噌を好んで食べていたと言われています。
味噌カツを取り寄せてみると、味噌そのもののイメージからは思いがけないさらさらしたテクスチャーの味噌だれがセットになっています。そのせいか、味噌だれをカツの上にかけるというよりも、味噌だれにカツを浸して染み込ませているといった方が分かりやすいかもしれません。
そんな味噌カツに合わせる久保田には、「久保田 碧寿」をファンの方からおすすめいただきました。お燗にした碧寿と合わせてみると、温めることで日本酒らしいどっしりとしたパンチを増す碧寿が、たれをしっかりと染み込ませた味噌カツのはっきりした味わいを受け止めてくれます。また、甘辛い味噌カツに碧寿の酸味がトッピングのように加わり、味わいに奥行きが増すペアリングでした。
山形県の芋煮や秋田県のきりたんぽ鍋など、その土地の特色や歴史がぎゅっと凝縮される鍋料理。そんな鍋料理が愛知県にもあり、その名も「鶏味噌鍋」です。鶏肉、ネギ、きのこ、豆腐などの具材を、熱の伝わりやすい鉄鍋を使い、八丁味噌で煮込む鍋料理です。鍋料理ゆえに寒い季節によく食べられるため、シーズンを問わず食べられている手羽先や味噌カツに比べると知名度では少し劣るかもしれません。ですが、愛知県の名物である鶏肉と八丁味噌の両方を味わえる、愛知県らしさ溢れる一品です。
さて鶏味噌鍋を一口食べてみると、見た目から予想した塩辛い味ではなく、濃厚なコクのある甘辛い風味です。さすがご当地名物同士といったところで八丁味噌と鶏肉の相性がよく、味噌の染み込んだ弾力ある鶏肉は食べ応えがあります。鶏肉の出汁が含まれたスープを吸収した野菜の味わいも楽しめます。
そんな鶏味噌鍋とのペアリングには、「久保田 純米大吟醸」をファンの方から熱くおすすめいただきました。久保田 純米大吟醸は、華やかな香りを持ちながらも久保田の代名詞であるキレや透明感を充分に残したお酒です。「八丁味噌を使った鶏味噌鍋の濃厚な味わいを久保田 純米大吟醸がさっぱりさせてくれる。飲みやすいけれども、お酒を飲んでいるなときちんと感じられる日本酒らしさも味わえて、そのバランスが料理に寄り添ってくれる」というコメントをいただきました。いつもの食事をより美味しく、ということを目指して醸している久保田が本領を発揮できる組み合わせなのかもしれません。
「久保田ご当地グルメ部」は今後も開催していきますので、縁のある県や大好きな県の回への皆様のご参加、お待ちしております!
■「久保田ご当地グルメ部」 開催概要
対象:「KUBOTA MAIL NEWS」メルマガ会員
会場:オンライン(Zoom)
参加費:無料
お申し込み:「KUBOTA MAIL NEWS」に既にご登録の方は、メルマガに記載の応募フォームからアンケートに答えてお申し込みください。
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定員:各回4名様(最小催行人数1名様)
次回開催予定:
「鳥取県」 2月24日(木)20:00~21:00(応募開始 2月3日予定)
「福岡県」 2月25日(金)20:00~21:00(応募開始 2月3日予定)