日本酒に合うおつまみの選び方とは?レシピや定番の一品をご紹介
2020.08.18

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日本酒に合うおつまみの選び方とは?レシピや定番の一品をご紹介

日本酒の味や香りによって、相性の良いおつまみは変わります。もし何を合わせるか悩むのなら、定番のおつまみから選ぶと良いでしょう。本記事では日本酒の4つのタイプとその特徴、おすすめの定番おつまみを紹介します。また、日本酒に合うおつまみレシピもみていきましょう。

目次

  1. 日本酒の4つのタイプによって、合うおつまみを選ぼう
    1. 吟醸酒系など香りの高いお酒は「薫酒(くんしゅ)」
    2. 生酒・本醸造系などすっきりしたお酒は「爽酒(そうしゅ)」
    3. 純米酒系などふくよかな香りとコクのあるお酒は「醇酒(じゅんしゅ)」
    4. 香り・味わいともに力強い古酒や長期熟成酒は「熟酒(じゅくしゅ)」
  2. 日本酒初心者におすすめの定番おつまみ
    1. さっぱりと楽しめる「豆腐料理」
    2. こってり濃厚な「チーズ料理」
    3. 旨味のある「肉料理」
    4. 濃く味付けた「野菜料理」
    5. 素材の味を活かす「白味魚料理」
    6. 香り高く、酸味のある「スイーツ」
  3. 日本酒に合うおつまみレシピを紹介
    1. 「アジとズッキーニのソテー」
    2. 「真鯛の炊き込みごはん」
    3. 「日本酒のショコラテリーヌ」
  4. 日本酒と好みのおつまみで至福のひとときを

日本酒の4つのタイプによって、合うおつまみを選ぼう

おつまみとおちょこに注がれる日本酒

日本酒は味や香りなどを基に、薫酒(くんしゅ)・爽酒(そうしゅ)・醇酒(じゅんしゅ)・熟酒(じゅくしゅ)の4つのタイプに分けられます。ここでは、それぞれの香りや味の特徴、どんな味のおつまみに合うのかを解説していきます。

吟醸酒系など香りの高いお酒は「薫酒(くんしゅ)」

華やかな香りと、クリアな味わいが特徴の「薫酒」。お酒そのものの味を堪能するのはもちろん、食前酒として用いるのもおすすめです。
また食中酒として飲むのなら、素材の味を活かしたあっさりとした料理を合わせてみてください。シンプルなおつまみは日本酒の香りを邪魔しないため、美味しくお酒を飲めるでしょう。

生酒・本醸造系などすっきりしたお酒は「爽酒(そうしゅ)」

爽酒の特徴は、控えめな香りと軽快でなめらかな味わいです。代表的な爽酒は「生酒」で、多くの「本醸造酒」も当てはまります。
生酒は製造過程で全く火入れをしないのが特徴です。火入れしないことでフレッシュな味わいを楽しめます。一方、本醸造酒はキリッと引き締まった味わいで、後味が爽やかです。爽酒に分類されるお酒はさらっとした飲み口なため、幅広い料理に合わせられます。食中酒や日常酒として飲むのも良いでしょう。

純米酒系などふくよかな香りとコクのあるお酒は「醇酒(じゅんしゅ)」

醇酒とは、重厚でコクのある味わいの日本酒を指します。「純米酒」に多いタイプです。
味付けのしっかりした料理にも負けることなく、食中酒として楽しめます。また、バター、ホワイトクリームなどを使った洋風料理とも合います。

香り・味わいともに力強い古酒や長期熟成酒は「熟酒(じゅくしゅ)」

熟酒は熟成による独特の色味が特徴で、力強い香りや味わいを楽しめるお酒です。「古酒」や「長期熟成酒」が代表的で、そのほか一部の「純米酒」も該当します。
香りや味わいが強く、存在感があるため、料理と合わせるよりも単独で、または食後酒として飲むのがおすすめです。もし、おつまみを選ぶのなら、チーズやチョコレートなどを選んでみてください。熟酒の個性的な味わいや香りが、チーズやチョコレートのほど良いスパイスになります。

日本酒初心者におすすめの定番おつまみ

冷奴と日本酒ロック

日本酒を飲み始めたばかりの人は、どんなおつまみを合わせれば良いか悩むこともあるでしょう。そんなときは、定番おつまみを選んでみてください。ここでは、日本酒初心者におすすめの定番おつまみや、相性の良い日本酒の種類を紹介します。

さっぱりと楽しめる「豆腐料理」

さっぱりとした豆腐料理は、日本酒のおつまみの定番。さらっとした飲み口の爽酒や、シンプルなおつまみと相性の良い薫酒と合わせるのがおすすめ。冷奴や湯豆腐のように手軽に用意できるのも魅力です。冷奴はきゅうりやハム、キムチなどのトッピングで味に変化をつけるのも良いでしょう。寒い日に食べたくなる湯豆腐は野菜たっぷりにしたり、燗酒と合わせたりするのもおすすめです。

こってり濃厚な「チーズ料理」

日本酒とチーズという、意外性のある組み合わせもぜひ試してみてください。同じ発酵食品なので、旨味の相乗効果が生まれます。日本酒のタイプはコクのある味わいの醇酒、強い香りや味わいの熟酒など、しっかりとした味わいの日本酒と合わせると良いでしょう。

スライスしてそのまま食べるのも良いですが、チーズケーキなどのデザートを合わせてみるのもおすすめです。また秋田県の漬物である、いぶりがっこにチーズをのせるなど、和のテイストを加えたアレンジとも合います。

旨味のある「肉料理」

日本酒の和のイメージから、おつまみは魚や野菜の料理を想像しやすいですが、実は肉料理も日本酒との相性が良いです。しゃぶしゃぶのようにさっぱりとした料理には薫酒、味付けがはっきりとした焼き肉や、脂がのったステーキには爽酒や醇酒が合います。

濃く味付けた「野菜料理」

濃く味付けた野菜料理も日本酒に合います。ソース、醤油などでシンプルに焼いたものも良いですが、唐辛子を加えてピリ辛にしたり、にんにくで香りづけしたりするのもおすすめです。重厚でコクのある味わいの醇酒を合わせると、料理の味付けに負けません。

素材の味を活かす「白味魚料理」

白味魚料理は、焼いても生でも日本酒に合わせやすいです。グリルで焼くだけの塩焼きやお刺身など、素材の味を生かしたおつまみには、さらっとした飲み口の爽酒や、シンプルなおつまみと相性の良い薫酒と合わせるのがおすすめです。

香り高く、酸味のある「スイーツ」

日本酒はスイーツとの相性も良いです。もち米から作られる、だんごや大福などの和菓子は日本酒と良く合います。また、チョコレートのような洋菓子もおすすめです。酸味のあるチーズケーキや、香り高いフルーツを選ぶのも良いです。華やかな香りの薫酒を合わせることで、スイーツの風味がより引き立ちます。

日本酒に合うおつまみレシピを紹介

真鯛の炊き込みご飯と日本酒 久保田

美味しい日本酒を用意したら、おつまみにもこだわりたいものです。定番のおつまみも良いけれど、いつもと一味違うおつまみも試してみてはいかがでしょうか。ここでは、日本酒に合うおつまみレシピを紹介します。

「アジとズッキーニのソテー」

アジと言えば和食をイメージしやすいですが、ズッキーニと合わせてソテーすることで洋風おつまみになります。レモン汁や大葉を加えることで爽やかな香りが引き立ち、日本酒のおつまみにもおすすめです。詳しい作り方は下記を参考にしてみてください。

「真鯛の炊き込みごはん」

真鯛に山菜や筍、ごぼうを加えた贅沢な炊き込みご飯です。見た目が華やかなだけでなく、日本酒とも良く合います。特別な日や、おもてなし料理として作るのも良いでしょう。ぜひ、下記の作り方を参考にしてみてください。

「日本酒のショコラテリーヌ」

日本酒を加えたショコラテリーヌも、ぜひ試してみてください。日本酒の甘味とコクはチョコレートと相性が良く、大人のスイーツに仕上がります。いつものようにコーヒーや紅茶をスイーツに合わせるのではなく、今晩は日本酒を合わせて楽しんでみてはいかがでしょうか?

日本酒と好みのおつまみで至福のひとときを

豆と日本酒と酒器

相性の良いおつまみを選ぶのも、日本酒の楽しみ方の一つです。合わせるおつまみによって、お酒の味わいの変化や、新たな発見があるかもしれません。いろいろなおつまみと合わせて、好みの組み合わせを見つけてみてください。