夏の定番!日本酒ロックの飲み方やおすすめの日本酒を紹介
本格的に暑くなるこれからの季節は、キリッと冷えた酒が飲みたくなります。日本酒も、夏はロックで楽しむのも一つの楽しみ方です。ここでは、日本酒ロックの味わいの特徴や、グラス・氷の選び方、日本酒ロックにおすすめしたい酒などを紹介します。
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夏が終わったものの、まだまだ残暑の厳しい季節。季節の変わり目は気温や気候が不安定なこともあり「なんだか疲れやすい」と感じる人も多いかもしれません。 そこで今回は、心も身体も癒やされる「ハーブ氷」を使った日本酒の楽しみ方をご紹介します。お酒を片手に、日々の疲れから解放されるリフレッシュタイムを過ごしてみてくださいね。
目次
その香りや薬効が利用されている植物「ハーブ」。料理やカクテルの香り付けに使用されるだけでなく、近年ではサロンで行う美容施術やスキンケア製品にも使用されるなど、美容やリラックスを目的に用いられることもあります。
そんなハーブは飲み物との相性も抜群。ジュースやカクテルなどのドリンクに添えると一気におしゃれな印象に早変わりし、味わいにも変化が生まれます。
特にハーブを使った飲み物として有名な「ハーブティー」は女性を中心に大人気ですよね。爽やかな香りでリフレッシュしたり、穏やかな香りに癒されたりと、いわゆる紅茶や他の飲み物では感じられない爽快感や癒しを得られるということで、リラックスタイムに味わう方も多いのではないでしょうか。
そんなハーブを、今回は氷としてアレンジして日本酒とともに楽しんでみました。実は日本酒とハーブは相性が良く、過去には当メディア『KUBOTAYA』でもハーブを使った日本酒カクテルを紹介しています。
カレーにはローリエを、揚げ物にはローズマリーを添えることでワンランク上の味になるように、日本酒もハーブを加えることで、一段と上品な味わいとなります。
ハーブをちぎって入れるだけの簡単レシピもおすすめですが、今回はさらにひと手間加えて「ハーブ氷」を作り、日本酒を楽しんでみました。爽やかなハーブが香る冷たい氷は、見た目も香りも暑い日にぴったりです!
氷を入れてロックで飲むお酒といえば、ウィスキーや焼酎を想像する人が多いのではないでしょうか。日本酒は「ストレートでそのまま飲むもの」というイメージが強く、氷を入れることに抵抗感がある方もいるかもしれません。しかし日本酒に氷を入れる「日本酒ロック」は全く邪道ではなく、立派なひとつの楽しみ方。冷酒とはまた違った軽やかな味わいが魅力で、しっかりと冷えた日本酒を飲みたいときにぜひお試しいただきたい飲み方です。
また、日本酒は氷が入って温度が下がることで、一気になめらかな飲み心地に。氷が少しづつ溶けていくため通常よりアルコール度数も低くなり、酔い覚めがよいのも嬉しいポイントです。
そんな氷に、ハーブを閉じ込めたハーブ氷。氷が溶けていくにつれてフワッとハーブが香ることはもちろん、氷にレモンやライムを搾ることで「溶けるにつれて味が薄くなる」というデメリットを克服できます!
ハーブ氷はスーパーや100円ショップで簡単に手に入る食材・アイテムを使って作ることができます。
<材料>
・製氷皿
・お好みのハーブ(ミント、ローズマリー、レモングラス)
・ライム / レモン
・水
<作り方>
①製氷皿に水を注ぐ
②ハーブを程よい大きさに千切り、製氷皿に入れる
③ライムやレモンを適量搾り、香りをつける
④冷凍庫で凍らせる
お好みでエディブルフラワーも入れると、見た目がさらに華やかになります。製氷皿も、丸型、ハート型などさまざまな形があるので、お好みのものを選んでみてくださいね。
ここからは、ハーブ氷との相性が特に良い日本酒をご紹介。さまざまな異なる味わいを展開する日本酒シリーズ「久保田」の中でも特に美味しいと感じた2種類の日本酒をご紹介します。
ハーブ氷ともっとも相性がよいと感じたのは「久保田 翠寿」でした。
加熱殺菌を一切せずに低温貯蔵した大吟醸の生酒は、フレッシュな味わいや上品な甘味が特徴。若々しさを感じるりんごのような雰囲気があり、冷やして飲むことでみずみずしさやシャープな味わいが引き立ちます。
そんな翠寿は、ハーブの個性的な香りともうまく調和してくれます。翠寿の華やかさとハーブが合わさった香りは、暑さでバテてしまった身体と心にも元気を与えてくれるため、リフレッシュにもぴったりです。
また、翠寿は4~9月だけに出荷される季節限定商品です。「華やぐ春や爽快な涼を求める夏の乾杯酒」としてもおすすめしている一品。残暑の厳しい季節に氷たっぷりのロックでいただくと、この上ない爽快感を味わえます。短い期間しか発売されない特別な味を、ぜひ堪能してみてください。
【久保田 翠寿】
720ml 3,120円(税込3,432円)
※商品の価格は2024年8月28日現在のものです。
次におすすめしたいのは、きれいな飲み口とほどよいキレが特徴の「久保田 千寿 純米吟醸」。どんな料理にでも合うようにと造られたこちらの商品は、澄んだ香りや味わいを持つためハーブの風味を直接的に感じることができます。
また、特におすすめなのはライムの果汁をたっぷりと搾ったハーブ氷とともに堪能する方法。ハーブの香りにライムの風味が加わることで、千寿 純米吟醸が持つ本来のキレが際立ち、モヒートのような爽快感溢れる飲み物に早変わりしました。
お風呂上がりなど、さっぱりとした飲みものが恋しくなるシーンにぴったりな組み合わせ。「ジュースやシロップが入った甘いカクテルは苦手だけど、少しアクセントが欲しい」という方もぜひ一度お試しください。
【久保田 千寿 純米吟醸】
1,800ml 3,160円(税込3,476円)
720ml 1,470円(税込1,617円)
300ml 740円(税込814円)
※商品の価格は2024年8月28日現在のものです。
さまざまな日本酒とハーブ氷を合わせてみましたが、相性が良いように感じたのはシャープでキレのあるお酒や「軽やか」「上品」という表現が似合うお酒でした。
逆に味が深い日本酒やまったりとした甘口のお酒にハーブの風味が加わると、ハーブの香りが日本酒ならではの優しい味わいを邪魔してしまったり、ハーブの苦みが際立ったりする印象に。同じ日本酒やハーブでも、銘柄や種類によって相性は異なるため、ぜひお気に入りの組み合わせを見つけてみてください。
冷たい氷と鮮やかな緑が涼しげなハーブ氷を、きれいなお水で造られた日本酒とともにいただけば、自然とリフレッシュされること間違いなし。
まだまだ残暑の厳しいこの時期、ハーブ氷で心も身体も癒やされてみませんか?
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20〜30代限定の日本酒コミュニティ『酒小町』が運営するクリエイティブチーム。「お酒の場と交流が好き」なメンバーがそれぞれの得意分野を活かしあい、SNS投稿/PR/イベントの企画・運営など、多岐にわたる活動を行なっている。日本酒への偏愛から生まれるユーザー目線の意見や革新的なアイデアが強み。