冬至には、ゆず湯とゆず酒で体ポカポカ!おすすめの過ごし方
2023.12.07

楽しむ

冬至には、ゆず湯とゆず酒で体ポカポカ!おすすめの過ごし方

1年のうちで太陽の出ている時間が最も短くなり、夜が最も長くなる日である冬至。2023年の冬至は12月22日です。冬至には様々な風習がありますが、そのうちの一つがゆず湯。ゆずには邪気を払う効果があるとされ、「ゆず湯に入ると一年風邪をひかない」と言われています。ゆず湯に入って体の外から温まったら、体の中からもゆずで温まりませんか?冬至の風習やおすすめのゆず酒も紹介します。

目次

  1. 2023年の冬至はいつ?
  2. 運気を上げる冬至の風習
    1. "ん"が付くものを食べる
    2. かぼちゃを食べる
    3. ゆず湯に入る
    4. 酒風呂に入る
  3. 冬至に飲みたい、おすすめゆず酒
    1. 「久保田 ゆずリキュール」
  4. 邪気を払うゆずを外から中から

2023年の冬至はいつ?

冬至の食べ物

冬至」とは二十四節気の一つで、日本がある北半球では、1年のうちで太陽の出ている時間が最も短くなり、夜が最も長くなる日です。季節的には寒さの厳しい季節になっていきますが、冬至を境に太陽の出ている時間が長くなっていくので、冬が終わり春が到来し始める日でもあります。

冬至は毎年日付が変わり、2023年の冬至は12月22日です。冬至の日はどのように決まるかというと、二十四節気を配置する方法の一つである定気法により、太陽の黄経(こうけい)が270度に達する日を冬至と定義しています。だいたい12月21日前後が冬至となります。

中国の陰陽の考え方では、陰が極まって陽にかえる日と考えられており、「一陽来復(いちようらいふく)の日」とも呼ばれ、悪いことが去り運気が上昇して好運に向かうという意味があります。そのため、冬至には運気を上げるための様々な風習があります。

運気を上げる冬至の風習

"ん"が付くものを食べる

"ん"が付くものを食べることで、縁起がよく運気が上がると考えられています。"ん"が2つ付けば運も倍増すると考えられており、"ん"が2つ付く食べ物7種を「冬至の七種」と呼んでいます。

・なんきん(南瓜、かぼちゃ)
・にんじん
・れんこん
・ぎんなん
・きんかん(金柑)
・かんてん(寒天)
・うんどん(うどん)

かぼちゃを食べる

かぼちゃのいとこ煮

一般的によく知られているのは、かぼちゃを食べるという風習です。なぜかぼちゃを食べるのかと言うと、前述の通り"ん"が2つ付く「なんきん(南瓜)」だからです。

かぼちゃをそのまま煮たものでもいいですが、小豆とかぼちゃを煮た「いとこ煮」という食べ方も冬至ならではです。
中国では、小豆の赤い色は厄を払う力があると考えられており、おめでたい日や厄除けに小豆を食べるという風習があります。そのため、かぼちゃにさらに小豆をプラスして食べるというのも定番です。

ちなみに、なぜいとこ煮と呼ぶかというのは諸説あり、野菜別に"銘々"に煮るから"姪々"とかけているという説と、野菜を"追々"煮る”から"甥々"とかけているという説があります。

ゆず湯に入る

ゆず湯

冬至の日には、ゆず湯に入る風習もありますが、なぜゆず湯なのでしょうか?

江戸時代に「冬至=湯治(とうじ)」、そして「ゆず=融通(ゆうずう)がきく」の語呂合わせから、銭湯で客寄せとしてゆず湯が始まったとされています。
「ゆず湯に入ると一年風邪をひかない」と昔から言われています。実際、入浴した後の体の表面温度が、ゆず湯の方が普通のお湯よりも高くなり、温かさが続いたという実験結果もあるそうです。その他、ゆずの香りによるリラックス効果や、ゆずの皮の油分によって肌の水分が保たれる保温効果などもあります。

酒風呂に入る

冬至のお風呂はゆず湯が定番なのであまり知られていませんが、冬至は「酒風呂の日」というのはご存知でしょうか?
冬至という言葉が、温泉に入って療養する意味の「湯治(とうじ)」と、日本酒の製造責任者である「杜氏(とうじ)」を連想させることから、制定されました。冬至の他、季節の節目である春分、夏至、秋分の日が「酒風呂の日」と制定されています。
酒風呂はゆず湯と同じく、体が温まりリラックスできることから、健康増進を図る狙いがあります。

冬至に飲みたい、おすすめゆず酒

ゆず湯に入って体の外から温まったら、せっかくなら体の中からもゆずで温まりませんか?冬至におすすめの、ゆず酒をご紹介します。この寒い季節には、温めて飲むとさらに美味しく楽しめます。

「久保田 ゆずリキュール」

久保田 ゆずリキュール

高知県の中でも、そのままの姿で出荷する「玉ゆず」をメインとする唯一の地域で、日本一の出荷量を誇る物部地区や嶺北地区産の「本柚子」を使用。ゆず本来の香りが強く、果汁は酸味が強いのが特長です。
その本柚子を皮ごと優しく搾り、搾汁率をおさえることで、酸味や苦味が少なく甘味を感じられるように仕上げた果汁と日本酒を合わせたゆずリキュールです。穏やかな香りとやさしい酸味の『久保田 千寿 純米吟醸』をベースにすることで、ゆず本来の爽やかな香りとほのかな甘味を引き立てています。

ストレートでも飲みやすい軽やかな飲み口ですが、この季節はホットにして楽しむのもおすすめです。そのまま温めて、また温かいおでんのだしやリンゴジュースなどで割っても美味しく味わえます。

久保田 ゆずリキュール
720ml    1,606円(税込)

邪気を払うゆずを外から中から

冬に旬を迎えるゆずは香りが強いため、邪気を払う効果があると考えられてきました。ゆずの香りを嗅ぐだけで、リフレッシュできたりリラックスできたりします。
ゆずの香りに包まれるゆず湯で体の外から温まり、ホットのゆずリキュールで体の中から温まって、寒い冬を乗り切りましょう。