日本酒をもっと楽しむおつまみレシピ|さつまいものふろふき〜大葉きのこあん〜
料理家・高橋善郎さんが提案する、日本酒のおつまみにぴったりの一品をご紹介。 「久保田」と一緒に、ご自宅での上質なひとときをお楽しみください。
楽しむ
料理家・高橋善郎さんが提案する、日本酒のおつまみにぴったりの一品をご紹介。 朝日酒造の日本酒と一緒に、ご自宅での上質なひとときをお楽しみください。
待ちに待った実りの秋。秋の味覚である栗を使ったかき揚げは人参も一緒に使うことで秋らしい色合いになり、食卓に並べただけでほっこりします。揚げ物特有のコクをまとわせられるので、栗や人参の甘さ、味わいを深く感じられます。今の時季こそ楽しみたいとっておきのおつまみです。
かき揚げは元より日本酒との相性がよい料理ですが、気品ある深い味わいと優しい香りが特長の、秋限定の日本酒「得月」と合わせると、丁寧に作られたお酒とのペアリングを存分に堪能できます。
そして、このかき揚げは天つゆではなく塩で楽しむのが乙。素材と日本酒の奥行きを感じやすくなりますよ。さらにカレー塩で変化をつければ、一品でまた違ったペアリングも楽しむことができます。山椒塩やチーズ塩、七味塩など、塩で自分らしさを出して好きなペアリングを見つけるのも一興です。
旬の味わいが詰まったおつまみと、この季節にしか飲めない日本酒を用意して、過ごしやすい秋の夜をさらに豊かな時間にしませんか。
【材料(2人分/小さめ6枚分)】 ※所要時間:約15分
・人参:中1本(100g)
・栗(すぐ食べられる甘栗タイプ):60〜70g
・薄力粉:50g
・氷水:80ml
・揚げ油:適量
・塩:適量
・カレー粉:適量
【作り方】
①人参は皮付きのまま千切りにする。栗は半分に切る。揚げ油は170℃に温める。塩とカレー粉を、2:1くらいの割合で混ぜてカレー塩を作り、小皿にのせる。
②ボウルに栗、にんじん、薄力粉(分量外:少々)を入れ、全体にまぶしつける。
材料に薄力粉をまぶしつける
③②とは別のボウルに薄力粉を入れ、氷水を少しずつ加えてだまが少なくなるまでさっくりと混ぜ合わせる。②を加え、さらにさっくりと混ぜ合わせる。
氷水を加えた薄力粉と混ぜ合わせる
④揚げ油に③を直径5〜6cmくらいになるように落とし、広がり過ぎないよう形を整える(鍋の大きさに合わせ、揚げられる枚数を揚げる)。
油で揚げる
⑤1分ほど経ったら裏返し、さらに1分ほど加熱し、油を切る。
油を切る
⑥全体に軽く塩をふり、あれば天紙をしいた器の上に盛り付け、カレー塩を添える。
「栗と人参のかき揚げ」の完成
毎年秋の名月に合わせ9月に限定出荷となる純米大吟醸酒。新潟県産米「ゆきの精」の中心部分を28%まで、満月のように丸く小さく磨き上げています。お酒の雑味の元を極限まで取り除いたことによる、気品ある香味と透き通るような優しい味わいです。
希望小売価格
720ml 4,370円(税込4,807円)
※商品の価格は2022年8月22日現在のものです。
◆今回はすぐに使える甘栗タイプを使用しましたが、生の栗から仕込んだものを使用してももちろんOKです。
◆揚げ油の温度は高いと焦げ臭さにもつながるので170℃くらいで揚げるのがおすすめです。
◆薄力粉は温度が高いと粘りが出やすくなってしまうので、水は冷たい水を使用して温かい所に置くのは避けていただいた方が美味しく仕上がります。
profile
料理家 高橋善郎
東京都世田谷区にある和食店「凧(はた)」グループのオーナーシェフ。料理人である父の影響で、幼少期から実家の店舗で料理の基礎を学ぶ。調理師免許、きき酒師、ソムリエ(ANSA)、野菜ソムリエなど食に関する資格を有し、きき酒師の上位資格である日本酒学講師を当時史上最年少 で合格。素材の持ち味を活かした和食をベースに、エスニックからイタリアン、オーガニックと幅広いジャンルを得意とする。
材料の下準備