日本酒「久保田」と楽しむ、岐阜県のご当地グルメ4選
毎回1つの都道府県にスポットを当て、久保田ファンと朝日酒造社員が一緒にご当地グルメと久保田を味わいながら、その地域やグルメにまつわるトークを楽しむオンラインイベント「久保田ご当地グルメ部」。今回は、岐阜県をテーマに開催しました。ファンや社員おすすめの、久保田と楽しめる岐阜県のご当地グルメをご紹介します。
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3月13日は「サンドイッチデー」です。サンドイッチには色々な具材がありますが、今人気のサンドイッチと言えば、やはりフルーツサンドです。そのフルーツサンド、実は日本酒が意外にも合うというのはご存知でしたか?今回は、新潟県で人気の「カネギフルーツ」のフルーツサンド3種と、それに合う日本酒「久保田」をご紹介します。
目次
ここ数年大ブームのフルーツサンド。フルーツサンド自体は100年以上前には誕生していたようで、実は歴史のある食べ物です。
近年のブームは、愛知県岡崎市にある小さなスーパーの「ダイワスーパー」から始まったと言われています。八百屋の作る本気のフルーツサンドが瞬く間に人気となり、今では東京にも出店し、オンラインショップで全国どこからでも購入可能になっています。
フルーツサンドの人気の秘密は、SNS映えする断面。「萌え断」という言葉が登場するほど、可愛らしいフルーツサンドの断面に夢中なのです。さらに、最近ではフルーツの置き方に工夫すると、まるで断面が花のようになったフルーツサンドも。食べるのがもったいないくらいです。
その人気は東京のみならず、日本各地にフルーツサンド店が登場するほど。今回は、「KUBOTAYA」を運営する朝日酒造がある新潟県で人気のフルーツサンド店をご紹介します。
新潟県三条市にある「カネギフルーツ」は1903年設立の果物店で、新潟や全国各地の厳選された果物を取り揃えています。千疋屋で修業をした5代目社長が企画し人気が出たのがフルーツサンドです。
定番から季節限定まで、フルーツの品種やクリームの違いなどを合わせると、約100 種類のフルーツサンドが店頭に並ぶことも。どれを買うか迷ってしまいそうな数です。それだけの数があっても、土日は売り切れてしまうこともあるので、早めに行くか予約必須です。
<店舗情報>
カネギフルーツ
住所:新潟県三条市林町1-3-23
Instagram:https://www.instagram.com/kanegi.fruits/
フルーツサンドと何を飲むか?と言われたら、やっぱり紅茶やコーヒーが定番ですよね。でも、実は白ワインや日本酒がおすすめという方も。口の中がすっきりし、フルーツの香りをふくらませてくれるとのこと。
確かに、フルーツのような香りがする日本酒ならフルーツサンドと合わない訳がない!ということで、フルーツサンドと日本酒が合うのかどうか、実際に試してみました。
※カネギフルーツのフルーツサンドは、2022年2月25日時点のラインナップとなります。季節によってラインナップが変わりますので、カネギフルーツのSNS等でご確認をお願いします。
まず試したのは、フルーツサンドの中でも王道のいちごサンド。
カネギフルーツには、いちごの品種別にいちごサンドがあり、さらに一緒に挟むクリームも生クリームのほか、チョコクリームや抹茶クリームなど、いちごサンドだけで10種類以上もあります。ここは、ド定番の国産いちご&生クリームのいちごサンドを選択。
合わせる日本酒は、ほんのりとベリーの香りを感じさせる「久保田 千寿 純米吟醸」に。いちごの爽やかな風味と千寿 純米吟醸がきれいに混ざり合います。さらに、パンの甘味が広がってマイルドに感じられます。ちなみに、いちごがない部分のパンとクリームだけで日本酒を合わせてみると、残念ながらイマイチ。やはり、いちごの酸味や風味が千寿 純米吟醸とのつなぎ役になっているようです。
続いて、こちらも一年を通して楽しめるバナナサンド。
いちごサンドと同じくクリームの種類もありますが、やはり定番のバナナと生クリームのサンドイッチで。カネギフルーツのバナナサンドは、チョコレートもアクセントに挟まっており、バナナ、生クリーム、チョコレートと最強の組み合わせです。
バナナは、日本酒の香りの表現に用いられるフルーツで、酢酸イソアミルを含む日本酒がバナナのような香りとよく例えられます。そこで、バナナ様の香りが特徴の「久保田 紅寿」と合わせてみると、口の中により一層華やかなバナナの香りが広がります。ドライな口当たりの紅寿がバナナのねっとりとした甘さをすっきりと流していき、バナナサンドを口に運ぶ手が止まらなくなるペアリングです。
最後は、ちょっと贅沢なメロンサンド。
カネギフルーツで発見したのは、最高級クラウンメロンを挟んだメロンサンドです。一口頬張ると、厚切りのメロンからじゅわっと果汁が溢れ出し、特製生クリームとベストマッチです。
ジューシーなメロンサンドには、フルーティーな香りが特徴の「久保田 純米大吟醸」を合わせてみると、メロンの味と香りがより華やかに口の中にふくらみます。メロンサンド単体だと甘さが際立ちますが、日本酒を合わせることでほんのりと酸味や苦味も加わり、立体的な味わいになります。
季節ごとに色々な美しい顔を見せてくれる、魅惑のフルーツサンド。一口頬張れば、甘美な世界が口の中に広がります。そこに日本酒が寄り添うと、それはもう"口福"なペアリングです。
あなたも、色々なフルーツサンドで口福な出会いを探してみてはいかがですか?