日本酒をもっと楽しむおつまみレシピ|しらすと春キャベツのおつまみパスタ
料理家・高橋善郎さんが提案する、日本酒のおつまみにぴったりの一品をご紹介。 「久保田」と一緒に、ご自宅での上質なひとときをお楽しみください。
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大人のキャンプにはお酒が欠かせないものです。キャンプに合うお酒といえばビールやウイスキーなどがありますが、実は日本酒こそが最強のキャンプ酒と言えるかもしれません。本記事では、キャンプに日本酒をおすすめする理由や、キャンプで楽しむ「爽醸 久保田 雪峰」の魅力、キャンプで作りたい手軽なレシピやキャンプグッズを紹介します。
目次
キャンプに日本酒をおすすめする理由はいくつもあります。例えば幅広い温度帯で楽しめる、季節の日本酒を四季折々の風情とともに味わえる、地酒をキャンプ地で現地調達するのが楽しいなど。それぞれを詳しくみていきましょう。
キャンプと言えばビールやチューハイなどを飲む人も多いですが、それらのお酒は冷やしてこそおいしいもの。その点、日本酒は冷酒、常温、燗酒と幅広い温度で楽しめるので、クーラーボックスで持ち運ぶ必要もありません。
夏は川でスイカと一緒に日本酒を冷やしたり、冷凍フルーツを持参して日本酒サングリアを楽しんだり、寒い季節は焚火を囲んで燗をつけたり、楽しみ方は無限大です。日本酒が、思い出深いキャンプを彩る存在になることでしょう。
日本酒のもうひとつの特徴は、季節の酒があるということ。それらの酒をよりおいしく味わうには、自然の中で、移りゆく季節を感じながら堪能するのが一番です。
春は花見酒として春限定のお酒でお花見を、夏は夏酒や日本酒をロックで楽しみ、秋には月見酒としてひやおろしや秋あがりなど秋限定のお酒、冬のキャンプでは雪見酒や燗酒をたしなむ。これぞ、最高の味わい方と言えるのではないでしょうか。
とっておきの季節の日本酒が手に入ったら、ぜひキャンプで味わってみてください。
日本酒は全国の酒蔵で造られており、地元でしか手に入らない銘柄もたくさんあります。ぜひキャンプで訪れた土地の地酒を手に入れてみてください。
そもそも地酒とは、その土地ならではの料理に合うように造られてきたもの。地酒と一緒に食材も現地で調達して、自然の恵みを丸ごと楽しみましょう。
春のキャンプに持って行きたいのは、大自然の息吹を感じさせてくれるような味わいの日本酒。そこで紹介したいのが、「アウトドアで楽しむ日本酒」をコンセプトに朝日酒造とスノーピークが共同開発した、キャンプのための日本酒「爽醸 久保田 雪峰」です。その魅力を紹介しましょう。
大自然の中で家族や仲間と炎を囲みながら酌み交わすお酒は、格別の味わいをもたらします。
「アウトドアで日本酒を楽しむ。」という文化を創出したいという強い思いのもと、朝日酒造が初めてタッグを組んだ相手が、同じく新潟の地で自然を相手に歩んできたスノーピークでした。
そして誕生したのが、夜をイメージした漆黒のボトルが特徴的な、山廃仕込みの純米大吟醸「久保田 雪峰」(7・9月限定出荷)と、本記事で紹介する「爽醸 久保田 雪峰」(4月限定出荷)です。
「爽醸 久保田 雪峰」は、春の息吹を感じながら自然の中で楽しむためのお酒。新緑や桜の花にも映える透明フロストボトルは、うららかな春にぴったりの佇まいです。
マスクメロンやマスカットのような爽快な香りを維持するために、寒造りによって低温発酵と氷温貯蔵で造られています。
口に含むと、みずみずしい香りとともに、米の旨味が口の中に広がるのが特長。冷やすとキレが際立つので、まずは常温で香りを存分に楽しみ、その後は小川で冷やして飲むと風情があって良いのではないでしょうか。
爽醸 久保田 雪峰
500ml 3,500円(税込3,850円)
※商品の価格は2024年4月19日現在のものです。
キャンプには、美味しいお酒と美味しい料理が欠かせません。「爽醸 久保田 雪峰」の味わいを引き立てる、春にぴったりの料理を紹介します。
春野菜のスナップエンドウを使った一品。素材から旨味は十分でるので、ピリッとした粗挽き黒こしょうをアクセントに。しょうゆをタレに入れることで、ぐっと爽醸との相性が良くなります。
彩りも良く、調理も手軽な一品は、アウトドアにもってこいです。
【材料(2人分)】
・ブラックタイガー:12〜14尾
・スナップエンドウ:100g
・ミニトマト:10個
・有塩バター:30g
・にんにく(みじん切り):4片分(20g)
・パセリ(みじん切り)/粗挽き黒こしょう:各適量
A
-レモン汁(くし切りにしてしぼる):1/2個分
-マヨネーズ:大さじ2
-しょうゆ:小さじ2
【作り方】
①ブラックタイガーは尾だけ残して殻をむいた後、背側に切り込みを入れて背わたを水で洗い流す。スナップエンドウはへたと筋を丁寧に取り除き、ミニトマトはへたを取る。ボウルにAを入れ、混ぜ合わせる。
②温めたフライパンにバター、にんにくを入れる。溶けたらブラックタイガー、スナップエンドウ、ミニトマトを入れ、中火前後で4〜6分全体に焼き色がつくまで炒める。
③火を止め、Aを加えて全体にからませる。パセリ、粗挽き黒こしょうをちらす。
ローズマリーが爽やかに香る、にんにくをたっぷり効かせた豚肉のオイル煮です。ハーブが効いているのでそのままでも美味しいですが、ポン酢でサッパリ食べることで、より爽醸と合う味わいになります。
春は菜の花やスナップエンドウ、夏はパプリカやナスなど、季節の食材を使用して楽しんでみてください。
【材料(2人分)】
・豚バラ肉:150g
・新じゃがいも:中2個(約200g)
・アスパラガス:中2本
・塩、粗挽き黒こしょう/ポン酢:各適量
A
-オリーブオイル:80ml
-にんにく(薄切り):4片分(20g)
-ローズマリー:5g
-粗挽き黒こしょう:小さじ1/4
【作り方】
①豚バラ肉は2cm幅に切り、塩こしょうをふる。新じゃがいもは表面の汚れを洗い流し、芽を取り除き、皮はむかずに8等分に切る。アスパラガスは根元を1cmほど切り落とし、穂先を残してピーラーでむき、乱切りにする。
②温めたフライパンにオリーブオイル(分量外:少々)をしき、豚バラ肉、新じゃがいも、アスパラガスを入れる。塩こしょうをふり、強火で2〜3分炒め、キッチンペーパーで余分な油を軽くふきとる。
③②にAを入れ、ひと煮立ちさせる。弱火で10分前後煮る。小さい器にポン酢を入れ、お好みでつける。
市販のサラダチキンを使うお手軽レシピですが、味はとても本格的。サラダチキンの下ごしらえを家でやっておけば時短になります。
春野菜の持つほのかな苦味は爽醸 久保田 雪峰とも好相性なので、ぜひ試してみてください。
【材料(約2人分)】
・サラダチキン(プレーン):1枚(120g)
・菜の花:120g ※スナップエンドウなどでも可
A
-オリーブの実(種抜き/半分に切る):8個分
-マヨネーズ:大さじ2
-酢/はちみつ:各小さじ2
-ドライバジル/粗挽き黒こしょう:各小さじ1/2
-塩:少々
【作り方】
①サラダチキンはキッチンペーパーに挟んで表面の水分をふきとり、手でほぐす。菜の花は3cm幅に切り、キッチンペーパーで包み水にくぐらせる。耐熱皿にラップをかけて電子レンジ(600w)で1分30秒ほど加熱する。ある程度、粗熱が取れたら水分をしぼる。
②ボウルの中にAを入れ、混ぜ合わせる。①を加えて和え、器に盛り付けてピンクペッパー(適量:分量外)を散らす。
~アレンジレシピ~
お好みでカットしたパンに②を適量のせ、ピザ用チーズをかけ、網などで焼き、ピンクペッパーを散らす。
最初は和えただけのシンプルな料理とのペアリングを楽しみ、飲み進めたところで、アレンジして、一味違うペアリングを楽しむのがおすすめです。
キャンプだけではなくピクニックにもおすすめしたいのが、冷めても美味しいいなり寿司です。
甘辛く煮た油揚げのふくよかな香りと、三つ葉と柚子の爽やかな香りが、爽醸と好相性。いなり寿司だと柔らかい具材が多いですが、今回のようにたけのこと三つ葉の食感があることで、より爽醸のふくらみも感じやすくなります。
【材料(2人分)】
・ごはん:350~400g
・油揚げ:4枚
・たけのこ(水煮):100g
・鶏むねひき肉:100g
・三つ葉:10g
・白ごま:大さじ3
・ごま油:大さじ1
・柚子の皮:適量
A
-水:1/2カップ
-しょうゆ:大さじ2
-みりん:大さじ1
-砂糖:大さじ1
B
-しょうゆ:大さじ3
-みりん:大さじ3
-砂糖:小さじ2
【作り方】
①油揚げは半分にカットし、熱湯をかけて油抜きをする。水でさっと洗い流し、余分な水分を優しくしぼり、軽く開く。たけのこは5mm幅前後の角切りにし、三つ葉はみじん切りにする。
②ボウルにごはん、白ごまを入れ、混ぜ合わせる。
③手鍋またはフライパンにAを入れ、ひと煮立ちさせる。油揚げを入れ、汁をなじませたら落とし蓋をし、弱火で10分ほど煮含める(途中で一度ひっくり返す)。
④③とは別のフライパンにごま油をひき、鶏むねひき肉、たけのこを入れ、ひき肉の色全体が変わるまでほぐし炒める。Bを加え、弱火で6〜8分、水分が少なくなるまで煮る。
※たけのこは味が入りづらいので、比較的濃いめの煮汁で煮てください。
⑤優しくしぼった油揚げにごはんを詰め、その上に④を詰める。
⑥器に盛り付け、三つ葉、刻んだ柚子の皮をのせる。
キャンプ料理と日本酒を味わうときに、こだわりの酒器や便利なグッズがあればより楽しめます。実用性があって料理に映える、よりすぐりのアイテムを紹介します。
縦長で、スタッキング性に優れた要領1,400mlのチタン製クッカーです。
まるでマトリョーシカのように700→900→1400と大きなサイズへとスタッキングできるシステムです。チタントレック900で1.5合分のご飯を炊いたり、チタントレック1400でスープを作ったり、料理でも大活躍。
取り外し可能な取っ手が付いたコンパクトな調理器具。荷物が多くなりがちのキャンプに助かる逸品です。
料理の持ち運びがらくらくできるので、下準備を家で済ませておけば、キャンプでは火をかけるだけで簡単に料理が作れます。
日本酒はお花見やピクニックなどの気軽な行楽から、焚火を囲みながら語らう場にもぴったりのお酒です。さらに、ソロキャンプで過ごす夜には、欠かせない相棒にもなってくれることでしょう。キャンプこそ、どんなシーンにも馴染む日本酒の懐深さを感じられる、絶好の場と言えるのかもしれません。これまでキャンプで日本酒を飲む機会がなかった人は、ぜひ次回のキャンプに日本酒を持っていってみてください。