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予算5000円で贈れる、お歳暮におすすめの日本酒4選
お歳暮は、お世話になった人に一年の感謝を込めて贈るものです。お酒好きの方に贈るなら、この時期は日本酒がおすすめ。年末年始は日本酒の出番も多く、少し贅沢な日本酒を贈れば喜ばれること間違いなしです。お歳暮の一般的な相場である5000円以内(税込5500円以内)で購入できる、お歳暮におすすめの日本酒をご紹介します。
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唎酒師(ききさけし)とは、季節や料理に合った日本酒を提供したり銘柄に適したおすすめの飲み方をアドバイスできるプロのことをいいます。「日本酒のソムリエ」と表現されることも多い資格です。この記事では、唎酒師のスキルや唎酒師になる方法などを詳しく解説します。
目次
日本酒に関する資格・検定は数多くあり、唎酒師、国際唎酒師、酒匠、日本酒学講師、日本酒ナビゲーター、SAKE DIPLOMAなどさまざまです。その中でも、一番有名な資格が唎酒師です。季節や料理に合った日本酒の提供や銘柄に適したおすすめの飲み方をアドバイスできるプロフェッショナルのことを指します。1991年に制定されて以来、これまで4万人以上の人が認定を受けています。そんな唎酒師について、資格を持っているとできることや唎酒師に求められることなどの基本的なことについて解説します。
飲食店や飲料小売店などの一般の消費者向けに日本酒を提供する仕事をしている人が、唎酒師の資格認定に挑戦していることが多いようです。唎酒師の資格を活かして接客やサービスにあたったり、商品開発に役立てたりすることができます。
またお酒についてもっと深い知識を得たいとの目的で、資格を取得するのもおすすめです。資格取得のために学んだ日本酒についての知識を利用して、銘柄ごとに飲む温度や酒器を変えたり、お酒の特徴に合う料理を選んだりと仕事以外でも日本酒の楽しみ方を広げられるでしょう。
唎酒師の資格を取得するには、日本酒の歴史、原料や製造方法など多岐にわたる知識が必要となります。当然、味や香りを把握するテイスティング力も求められるので、知識だけでなく実践的なノウハウも必要です。
さらに、唎酒師は、お客様の視点に立って日本酒の魅力や日本酒をこれまで以上に楽しんでもらうにはどうしたら良いかを考えなければなりません。そのためにも日本酒の基礎知識はもちろん、おもてなしの心に加え、お客様の好みに合う日本酒の提案力、季節に合った料理や酒器の提案力を身につける必要があります。
唎酒師の資格を取得したいなら、日本酒サービス研究会・酒匠研究会連合会(通称SSI)主催のプログラムを受講して、日本酒に関する知識を得て唎酒師の認定を受ける必要があります。SSI主催のプログラムは全部で4タイプあり、自分に合った方法で学べます。ここでは4つのプログラムの内容を解説します。
場所や時間に縛られず資格を取得したいなら、通信プログラムがおすすめです。最短3ヵ月、最長1年で唎酒師の資格を取得できます。こちらの受講料は、78,400円(2020年6月現在、新型コロナウイルスの影響に伴う緊急措置として58,800円に受講料減額)です。
プログラムは毎月1日からスタートしており、申し込みは前月の25日までになります。映像教材とテキストを使って自宅学習するスタイルで、全3回の課題に取り組みます。すべての課題が基準に達すると、試験を受けることなく唎酒師の資格を習得可能です。通学がないため、講習会場から住まいが遠い方や日中時間が取りにくい方などにおすすめです。
受講開始日から約2ヵ月経つと、事務局からテイスティングの教材が送られてきます。送付されるテイスティング教材は味わいと香りで分けた4種類の日本酒と、劣化した日本酒が2種類。どちらとも唎酒師に必要なノウハウを習得するために作られた教材で、座学で身につけた知識を実践できるものになっています。
唎酒師の資格取得をした後は、無料のセミナーや特別優待セミナーなどに参加することも可能です。
最短で唎酒師になりたいなら、2日間集中プログラムがおすすめです。会場は東京、大阪をはじめ主要都市のみですが、事前学習後、2日間で集中的に受講と受験をおこなうプログラムとなっています。2日間のプログラムは同じ会場でおこなわれ「試験対策講習→試験→試験対策講習→試験」という流れになっているので、万全の状態で試験に望むことができます。
万が一不合格になった場合でも補習や再試験があり、弱点の把握や克服をすぐに行えるのもメリットです。受講料は、139,100円となっています。
プログラム1日目は「もてなし」についてや食品や酒類全般の基礎知識の講習を受け、1次試験を行います。さらに、日本酒の基礎知識、テイスティング、保存管理、提供温度、酒器、料理との相性などの講習を実施。2日目は2~4次の試験があり、当日に合否発表と認定式もあります。
香材が約30種類、水溶液約5種類、テイスティング用の日本酒が13種類、劣化日本酒2種類、相性体験用料理約5種類と、「通信プログラム」と比較して体験教材が豊富なのも魅力です。
1日通学して重点項目を学び、受講後1年以内に受験するというプログラムです。会場は、東京と大阪をはじめ主要都市でも開催しています。受講料は58,800円です。
講習を予約すると1週間ほどで予習教材が届き、自宅でもすぐに学習が始められます。受講会場には、たくさんの参考資料やテイスティング用の日本酒が用意されており、休憩時間にも自主トレーニングが可能です。また、実際に日本酒と料理の相性を体験できるカリキュラムもあります。
受講後1ヵ月ほど復習をおこなってから、試験を受ける方が多いそうです。
すべて在宅で学習するプログラムです。先ほど紹介した通信プログラムと同じ教本やテイスティング教材が、自宅に届きます。会場にて行われた講習会を完全収録したライブ感ある動画で、何度でも学習できます。通信プログラムとの違いは、課題の提出や添削がない点。そのため資格を取得するには、講座終了後に試験を受けなければなりません。受講料は、58,800円です。
自分で学習し試験を受けるため、自分のペースで学習を進めたいという方や低コストで資格取得したい方におすすめです。試験は受講後1年以内に受験しなければなりません。
プログラム申し込み後7日以内に教材が届くので、すぐに勉強を始められるのも魅力です。
唎酒師の資格取得を目指すなら、何か条件があるのでしょうか?ここでは唎酒師の受験資格や費用、試験の内容などを解説します。
唎酒師の受験資格者は、20歳以上であるということだけです。受験地は東京、大阪をはじめ主要都市となっています。
唎酒師の資格を得るには、SSIが主催している養成講座を受講することが必須。通信プログラム以外の講習を受講する場合は、講習修了後に受験して試験に合格すると資格が認定されます。
唎酒師の試験は、1次試験から4次試験まであります。
1次試験は接客のあり方に関する質問と食品・飲料全般における基礎知識の筆記試験、2次試験は日本酒の基礎知識に関する筆記試験、3次試験は日本酒のテイスティングに関する設問と、香味特性別分類の判定や劣化した日本酒の品質判定、4次試験は日本酒のサービスに関する知識や季節に合わせた提案力を問う筆記試験となります。
唎酒師のサイトには例題ものっているので、チェックしておきましょう。
受験後2週間ほどで合格の発表が行われます。例外として2日間集中プログラムの場合は当日に行われます。試験に合格したら認定手続きを行いましょう。
手続きには認定登録料25,000円、入会金19,000円、年会費15,900円が必要です。2日間集中プログラムを受講された方は受講料に認定登録料、入会金、初年度年会費が含まれています。認定手続きを終えたら認定証書、認定章が付与されます。
今回は日本酒のプロフェッショナルともいえる唎酒師の資格について解説しました。唎酒師の資格取得に向けて学ぶことで、日本酒の知識が深まり料理に合った日本酒を選べるようになります。飲食店にお勤めの方は、お客様に最適な日本酒を提供できるようにもなります。まずは資格取得に向けて自分に合った学び方を選択しましょう。