日本酒「久保田」と楽しむ、秋田県のご当地グルメ3選
毎回1つの都道府県にスポットを当て、久保田ファンと朝日酒造社員が一緒にご当地グルメと久保田を味わいながら、その地域やグルメにまつわるトークを楽しむオンライン飲み会「久保田ご当地グルメ部」。今回は、秋田県をテーマに開催しました。ファンや社員おすすめの、久保田と楽しめる秋田県のご当地グルメをご紹介します。
特集
毎回1つの都道府県にスポットを当て、久保田ファンと朝日酒造社員が一緒にご当地グルメと久保田を味わいながら、その地域やグルメにまつわるトークを楽しむオンラインイベント「久保田ご当地グルメ部」。今回は、沖縄県をテーマに開催しました。ファンや社員おすすめの、久保田と楽しめる沖縄県のご当地グルメをご紹介します。
目次
「久保田ご当地グルメ部」とは、毎回1つの都道府県にスポットを当て、久保田ファンと朝日酒造社員が一緒にご当地グルメと久保田を味わいながら、その地域やグルメにまつわるトークを楽しむオンラインイベントです。
全国的に有名なものから本当に地元の人しか知らないものまで、様々なものがあるご当地グルメ。そんなご当地グルメと日本酒・久保田を、地元の方はどんな風に楽しんでいるのでしょうか。
今回は本土復帰50周年を迎える沖縄県をテーマに開催しました。ファンの方がおすすめする沖縄県のご当地グルメとともに、美味しく楽しめる久保田もご紹介していきます。
まずファンの方がおすすめしてくれたのは「タコライス」。その名の通りメキシコ料理「タコス」の具材を白いご飯の上に乗せた沖縄県発祥の料理です。調味料やスパイスで味付けしたタコスミートと呼ばれる合い挽き肉や、チーズ、レタス、トマトなどを、ご飯の上に順にトッピングしていきます。サルサソースの少しピリ辛な味わいが特徴です。
ちなみに、タコライスは沖縄県のバーで1984年に誕生しました。アメリカ兵へ安価でボリュームのある食事を提供するため、人気のあったタコスをご飯に載せたオリジナルメニューとして提供したのが始まりです。
その美味しさから沖縄県では家庭料理として定着しており、学校給食にも登場します。スーパーでは温めるだけで食べられるタコスミートが常時販売されているそう。
タコライスに合わせる久保田としてファンの方からおすすめいただいたのは、綺麗であっさりした辛口の「久保田 千寿」。「タコスミートの脂っこさとチーズの濃厚な味わいを、千寿が綺麗に気持ちよく喉の奥に押し込んでくれるという感じで、大変よく合います。千寿が主張しすぎず寄り添ってくれるので、とても合わせやすいです」とのこと。
早速、私たちも同じペアリングを試してみることに。まずタコライスを食べてみると、タコスミートの旨味がとてもしっかりしているのに加えて、辛味やトマトの酸味もあるため、味には強いパンチを感じます。そこに千寿を組み合わせてみると、千寿の旨味とタコライスの旨味で口の中で合わさって広がり、それでいて食後はさっぱりとしている美味しい組み合わせでした。
続いておすすめいただいたのは代表的な郷土料理「ラフテー」。皮付きの豚の三枚肉を下茹でしたものを、醤油や泡盛、黒糖などで甘辛く味付けし、さらに柔らかくなるまで煮込む、いわゆる豚肉の角煮のことです。仕込みに時間がかかるため、お祝い事やお正月、法事などの親戚が集まる際に客膳料理として提供されることが多いそうです。
琉球王朝時代に交易を通して伝わった豚肉料理のうちの1つで、中国料理にはラフテーと起源を同じくする料理もあるそう。皮を剥がさずに調理してそのまま食べる点や、泡盛と黒糖を使う点が、鹿児島に伝わった角煮と異なります。
お取り寄せしたラフテーを食べてみると、とろけるような豚の皮やぷるぷるとした脂身の食感が絶妙です。豚肉のジューシーさに、みりんや黒糖の甘味が合い、まったりとした旨味が口の中に広がります。客膳料理であるラフテーですが、沖縄県では月1回以上食べる家庭も多いそう。ご飯の上にラフテーを乗せたラフテー丼も人気がある料理とのことで、確かにこの濃い目の味付けは、ご飯にも、そしてお酒にも合いそうです。
ファンの方のおすすめはラフテーと辛口で飲み飽きしない「久保田」の基本形、「久保田 百寿」の組み合わせだそう。「美味しくて、結構お酒が進んでしまう組み合わせです。沖縄県にいた頃には父がラフテーの脂身を食べながら百寿を飲んでいて、美味しいと楽しんでいましたよ」と、ご家族で楽しんでくださっていました。
「沖縄県の人の食生活には、身近な存在としてラフテーがあります。百寿も、『久保田』の中では日常的なシーンで飲むお酒です。日常的にそばにあるという点でこの2つは合致するので、組み合わせて美味しく楽しんでいます」と、定番のもの同士を一緒に楽しむというペアリング方法を教えていただきました。
ちなみに、鹿児島県のファンの方もとんこつ煮と百寿を合わせて楽しんでいたので、濃い味付けの豚肉料理には百寿が合いやすいのかもしれません。
「きっぱん(写真右)」と「冬瓜漬(写真左)」は、どちらも300年ほど前に中国から沖縄に伝えられたお菓子です。
きっぱんは、香りのよい柑橘類の実を砂糖でじっくりと煮詰め、丸めて乾燥させたあと、白い砂糖の衣で覆ったものです。そして冬瓜漬は、アク抜きをして茹でた冬瓜を、こちらも砂糖で数時間煮つめたもの。どちらも薄く切り分けて食べます。両方とも手間暇がかかるお菓子であるため、現在では謝花きっぱん店のみで製造・販売されています。
きっぱんも冬瓜漬も、中国から派遣された使節が来島した際に供されていたもので、一般の人も口にできるようになったのは明治以降のことだそう。
ファンの方も、「沖縄では日常的に食べるものではないんですよ。自分たちにとって特別な方が家に来る時のおもてなしとして、お酒と一緒に出すもの。琉球王朝時代からあるという伝統的なもの、趣があるものですので、おもてなしのお菓子の中では最上級」と教えてくださいました。
まずはきっぱんを食べてみると、柑橘系の苦味がしっかりと主張してきます。ファンの方の「お子さんは食べづらいかもしれないです。この苦味から、少し大人の食べ物という感じがしますよね」というコメントにも思わず頷いてしまいます。
そんなきっぱんとの組み合わせでおすすめいただいたのが、軽やかな味わいと上品な甘味を持つ「久保田 翠寿」でした。「柑橘系の風味が結構強いきっぱんは好みが分かれると思うんですけど、翠寿と合わせることで、きっぱんの癖をまろやかにしてくれて、口の中で味を整えてくれます。気持ちよく馴染ませてくれる」とのこと。「きっぱんの外側は砂糖で覆われているので甘味もそこそこありますが、その甘さを爽やかにリセットしてくれる役割を翠寿が果たしてくれています」ということで、「翠寿を飲みながらだときっぱんをいっぱい食べられちゃう。本当に相性がいいです」と太鼓判をいただきました。
続いて冬瓜漬を口の中に入れてみると、ドライな見た目に反して噛んだ時にジュワッと甘味が溢れます。それでいて冬瓜の繊維も感じられる独特な食感です。
ファンの方は、「冬瓜漬は砂糖で煮詰めてあるので甘味がありますが、翠寿と合わせると、口の中の甘さを少し抑えて、すっきりさせてくれる」と、冬瓜漬にも翠寿を合わせて楽しんでいるそう。
ところで、沖縄県のお酒と言えばやはり泡盛。沖縄県では、泡盛に甘い物を合わせて楽しむ、というのが日常的に行われているそう。そこから、ファンの方は日本酒と甘い物も自然と組み合わせるようになったそうです。
「久保田ご当地グルメ部」は今後も開催していきますので、縁のある県や大好きな県の回への皆様のご参加、お待ちしております!
■「久保田ご当地グルメ部」 開催概要
対象:「KUBOTA MAIL NEWS」メルマガ会員
会場:オンライン(Zoom)
参加費:無料
お申し込み:「KUBOTA MAIL NEWS」に既にご登録の方は、メルマガに記載の応募フォームからアンケートに答えてお申し込みください。
「KUBOTA MAIL NEWS」にまだご登録されていない方は、下記URLからご登録ください。
https://www.asahi-shuzo.co.jp/kubota/mailnews/
定員:各回4名様(最小催行人数1名様)
次回開催予定:
「岐阜県」 2022年6月28日(火)20:00~21:00(応募開始 2022年6月6日予定)
「和歌山県」 2022年6月29日(水)20:00~21:00(応募開始 2022年6月6日予定)