旨辛マリアージュ!スパイシーな韓国料理と「久保田 純米吟醸にごり」の相性を検証してみた
2024.03.13

楽しむ

旨辛マリアージュ!スパイシーな韓国料理と「久保田 純米吟醸にごり」の相性を検証してみた

にごり酒といえば、冬に発売されるイメージのあるお酒で、豊潤で濃厚な味わいと高いアルコール度数から味のしっかりとした食材やこってりとした料理に合わせるのが一般的。しかし今回ご紹介するのは、春限定で発売される「久保田 純米吟醸にごり」とスパイスの効いた「韓国料理」のペアリング。久保田 純米吟醸にごりが、なぜ味が濃いだけではなくスパイシーな料理と合うのか解説するとともに、具体的に合う韓国料理を検証してみました。

目次

  1. 味の濃い料理はにごり酒と相性抜群!?
  2. 旨辛と甘酸っぱさが見事に調和!ヤンニョムチキン
  3. スパイスを引き立たせる!純豆腐チゲ
  4. コクが増して味わいを深める!ニラたっぷりのチヂミ
  5. やみつきになること間違いなし!にごり酒には韓国料理を合わせてみて

味の濃い料理はにごり酒と相性抜群!?

にごり酒は、白濁した見た目と米の旨味が溶け込んだ濃厚な味わいが特徴です。一般的にアルコール度数が高く、シャープな甘味とすっきりとしたキレのある後味のものが多いことから、こってりとしていて味のしっかりとした料理と相性が良いと言われています。塩辛やいぶりがっこ、チーズなどと食べたことがある!という方も多いのではないでしょうか。

今回取り上げる「久保田 純米吟醸にごり」は、純米吟醸ならではのフルーティーで華やかな吟醸香が広がり、甘酸っぱい味わいととろけるような口当たりで、まるでデザートのような飲み心地を楽しめるにごり酒です。どろっとした口当たりのイメージが強い従来のにごり酒とは一線を画す、繊細で上品な味わいが特長です。

そんな純米吟醸にごりと相性が良いのは、スパイスが効いた料理。KUBOTAYAでは以前に、韓国や台湾発の背徳グルメと日本酒の組み合わせを検証しました。

純米吟醸にごりと特に相性が良かったのは、スパイシーな台湾唐揚げ。台湾唐揚げの香辛料と純米吟醸にごりのフルーティーさが絶妙なコラボレーションを生みました。華やかな吟醸香とシャープな甘味が、旨味のある肉料理や香辛料の効いた料理とマッチするのです。

 (30045)

そこで、他の「味が濃く、スパイシーな料理」との組み合わせを考えてみることにしました。選んだジャンルは「韓国料理」。韓国料理といえば唐辛子やコチュジャンを使った辛味が特徴ですが、その奥には旨味と酸味が複雑に絡み合い、奥深い味わいを楽しめます。

辛さと甘酸っぱさ、旨味の三位一体が楽しめる韓国料理は純米吟醸にごりと相性が良さそう。スパイスの刺激とお酒の甘酸っぱさが絶妙に絡み合い、互いの風味をより一層引き立てるはずです。

今回は、スパイシーな韓国料理と純米吟醸にごりをペアリングし、特に相性の良かった料理をご紹介します!

旨辛と甘酸っぱさが見事に調和!ヤンニョムチキン

 (30042)

まずは甘辛な味がやみつきになる韓国料理の新定番・ヤンニョムチキン。コチュジャン、ニンニク、砂糖やスパイスなどから作られるソースで味付けされた韓国のフライドチキンの一種で、韓国ではお酒のアテとしてよく食べられています。

ヤンニョムチキンと純米吟醸にごりを合わせてみると、なめらかな口当たりやふくらみのある甘味がスパイシーさを和らげ、さらにチキンを食べやすくします。お酒の甘酸っぱさと、ヤンニョムチキンのスパイシーかつ甘みのあるタレが調和するため、旨味と酸味が複雑に絡み合った奥深い味わいを楽しめるのもおすすめポイントです。

相性は抜群。食べる箸が止まらないこと間違いなしのペアリングです。

スパイスを引き立たせる!純豆腐チゲ

 (30043)

続いては海鮮の旨味や豆腐の食感が楽しめる、韓国の辛いスープ料理「純豆腐チゲ」です。韓国料理のなかでも定番で、とても人気があります。

豆腐と肉や野菜、アサリなどの具材を入れ、コチュジャンや唐辛子などで味付けをして土鍋で一緒に煮込んだ純豆腐チゲは、スープまで美味しくいただける料理。最近ではスーパーで1人用の「純豆腐の素」を買うこともできるため、家庭でも簡単に楽しむことができます。

純豆腐チゲと純米吟醸にごりを合わせてみると、お酒のフルーティーな香りと甘味が、純豆腐ならではの素材の風味やスパイスを引き立たせます。純米吟醸にごりの米の旨味と海鮮や野菜の旨味が合わさり、より一層豊かな味わいを感じられるでしょう。

ご家庭で純豆腐チゲを味わう際には、ぜひ合わせていただきたい組み合わせです。

コクが増して味わいを深める!ニラたっぷりのチヂミ

 (30044)

最後にご紹介するのは、中はもちもち、外はカリッとした食感がくせになる「チヂミ」。片栗粉と卵で作った生地を焼いて作るチヂミは、入れる具材を変えることでさまざまな楽しみ方ができますが、今回は定番のニラをセレクト。ピリッと辛いコチュジャンと鷹の爪が効いた、ポン酢しょうゆのタレを合わせていただきます。

純米吟醸にごりと合わせていただくと、吟醸香とチヂミの香ばしさが調和し、より一層食欲をそそります。ピリ辛なタレがたっぷりついたチヂミとペアリングすることで、米由来の甘みがチーズを加えたかのようなコクを感じさせ、刺激を抑えつつ、より奥行きのある味わいを楽しむこともできます。

日本でも馴染みが深く、家庭でも作れる料理。今度作る際は、ぜひ純米吟醸にごりと一緒に楽しんでみてはいかがでしょうか。

 (29985)

久保田 純米吟醸にごり
720ml    1,300円(税込1,430円)
※2月限定出荷の商品です。
※商品の価格は2024年3月13日現在のものです。

やみつきになること間違いなし!にごり酒には韓国料理を合わせてみて

 (29988)

今回は、久保田 純米吟醸にごりに韓国料理を合わせてみました。味が濃くピリッとしたものが多い韓国料理は、ふくらみのある味わいながらもシャープな甘味とすっきりとしたキレのある後味の純米吟醸にごりと合わせることでさらに食べやすくなります。

米本来の甘味を感じやすい豊かな味わいのお酒でもあるため、料理にコクを加え、やみつきになること間違いなしのペアリングです。皆さんも、今度は純米吟醸にごりの一味違った楽しみ方にチャレンジしてみてはいかがでしょうか。

profile

酒小町

酒小町

20〜30代限定の日本酒コミュニティ『酒小町』が運営するクリエイティブチーム。「お酒の場と交流が好き」なメンバーがそれぞれの得意分野を活かしあい、SNS投稿/PR/イベントの企画・運営など、多岐にわたる活動を行なっている。日本酒への偏愛から生まれるユーザー目線の意見や革新的なアイデアが強み。