フルーツサンドに合うのは日本酒!?おすすめのペアリング3選
3月13日は「サンドイッチデー」です。サンドイッチには色々な具材がありますが、今人気のサンドイッチと言えば、やはりフルーツサンドです。そのフルーツサンド、実は日本酒が意外にも合うというのはご存知でしたか?今回は、新潟県で人気の「カネギフルーツ」のフルーツサンド3種と、それに合う日本酒「久保田」をご紹介します。
楽しむ
同じように砂糖で煮る料理ですが、ジャムに比べてコンポートに馴染みのない方も多いのではないでしょうか。実は、コンポートは短時間で出来、作るのも簡単。それでいて果物をワンランク上のスイーツに変身させてくれるのです。定番の白ワインで作る方法より、日本酒を使った方が酸味がまろやか。果物の味わいを存分に表現するには日本酒がおすすめです。スイーツペアリングとしても最適な日本酒コンポートの作り方を紹介します。
フランス料理のコンポート(compote)。もともとは果物を砂糖水で柔らかく煮る伝統的な保存料理でした。今では冷蔵技術が発達し、加熱して保存する必要性が低くなりましたが、その分、美味しいスイーツとして各国で親しまれています。特にコンポートはジャムのように形を崩さず、煮崩れさせないように仕上げるのがポイント。だからこそ見た目の美しさと食感の楽しさを味わえるのです。コンポートに使用したお酒と一緒に楽しめば、口の中でマリアージュし、更に楽しめることでしょう。
見た目もカラフルで元気になるコンポート。マンゴーのなめらかな口当たりとパッションフルーツの粒々とした食感、トロピカルな酸が特徴的。日本酒は「久保田 純米大吟醸」がおすすめです。華やかでフルーティーな香りと南国フルーツの甘さが良く合います。はちみつのコクと最後に添えるチャービルの苦味が日本酒と繋げてくれるのです。
【材料(2人分)】 ※所要時間:約10分
・マンゴー:1個
・パッションフルーツ:1個
・はちみつ:大さじ2
・コリアンダー、ジンジャー:少々
・久保田 純米大吟醸:大さじ2
・チャービル:適量
【作り方】
① マンゴーは角切りにし、パッションフルーツは半分に切って中身を取り出す。
② はちみつ、久保田 純米大吟醸、コリアンダー、ジンジャー、①を鍋に入れて強火にし、煮立ったらアクを取り、中火にして5分煮る。
③ 器に盛り、チャービルを飾る。
手に入りやすいりんごを使ってコンポートにします。「久保田 千寿 純米吟醸」を使えば爽やかさがアップ。綺麗な酸がりんごの甘さを包み込んでくれます。シナモンの苦味とミントの清涼感を足すことで、一緒に口に含むと軽快な千寿 純米吟醸がふくよかになりコンポートと相性がバッチリ。シャキシャキとしたりんごの食感が残る程度に煮るのがポイントです。
【材料(2人分)】 ※所要時間:約15分
・りんご:1個
・砂糖:大さじ2
・シナモン:少々
・久保田 千寿 純米吟醸:1/4カップ
・ミント:適量
【作り方】
① りんごは8等分にし、ヘタと芯を取る。
② 砂糖、久保田 千寿 純米吟醸、シナモン、①を鍋に入れて強火にし、煮立ったらアクを取って中火にし、落し蓋をして10分煮る。
③ 器に盛りミントを飾る。
お酒好きは日本酒と一緒に、甘いもの好きはアイスクリームに添えて。甘すぎないコンポートはどんなシチュエーションにも合います。特に日本酒を使ったものは柔らかく優しい酸が食べやすく、果物の良さをグッと引き出してくれるのです。季節の果物で試してみてくださいね。
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まゆみ
酒匠、料理研究家。 1日も欠かすことなく酒を呑み続ける、驚胃の持ち主。郷土料理を大事にし、添加物の無い食卓を心がけている。ブログ「スバラ式生活」は人気。著書に、うち飲みレシピ、スバラ式弁当がある。