日本酒を堪能できる和のティータイムをホテル椿山荘東京で体験!「KUBOTAアフタヌーンティー」
2026.03.23

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日本酒を堪能できる和のティータイムをホテル椿山荘東京で体験!「KUBOTAアフタヌーンティー」

東京のホテルで初めてアフタヌーンティーを提供したのがホテル椿山荘東京といわれています。今回は通常の英国スタイルではなく、日本酒「久保田」とコラボレーションした、和を感じる「KUBOTAアフタヌーンティー」に伺いました。その様子をレポートします。

目次

  1. 都会のオアシスを守り続けるホテル椿山荘東京
    1. 幻想的な庭園、東京雲海
    2. 庭園内の料亭「錦水」
  2. 久保田×ホテル椿山荘東京「KUBOTAアフタヌーンティー」
    1. 「久保田 純米大吟醸」を使ったウェルカムドリンク
    2. 手毬型の器から現れる2段のアフタヌーンティー
    3. 料亭らしい手の込んだ美しいセイボリー
    4. 料理人の技が光る別皿
    5. 久保田の香りを生かした様々なスイーツ
  3. まさにオアシス!最高の体験が出来るアフタヌーンティー

都会のオアシスを守り続けるホテル椿山荘東京

名門の結婚式場、四季の移ろいを感じる庭園、一流ホテルとして知られるホテル椿山荘東京。格式高いロビーと美しい調度品の数々、日本らしいおもてなしと最高級のサービスで贅沢なひとときを過ごせるホテルです。

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ホテル椿山荘東京が位置する関口台地はその昔、ツバキが自生する景勝地で椿山(つばきやま)と呼ばれていました。この広大な土地を手に入れたのが、幕末に活躍した政治家であり軍人の山縣有朋。自邸全体像を自ら設計し「椿山荘」と命名。現在も庭園内に立っている椿山荘の碑にも当時を振り返る言葉が刻まれています。「後にここに住む者はどんな人物かわからないが、その人物も私のようにこの自然を守り続け、この山水を楽しむような私の望み通りの人物であろうか」と締めくくられていて、当時庭園で心癒していた山縣を想像し、この自然を守り続けているホテル椿山荘東京に癒しと穏やかな時間を求めて多くの人々がやってくることを思うと、長い歴史を感じずにはいられません。

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他にも七福神の石像や伊藤若冲の羅漢石、江戸初期の庚申塔といった史跡が点在していて、探しながら歩くのも楽しさのひとつ。ツバキはもちろんのこと、春は桜、新緑の初夏、紅葉の秋、5月下旬頃には蛍が飛び、冬は雪吊りが施され一年中表情を変える庭園。それぞれの季節に訪れたい気分になります。

幻想的な庭園、東京雲海

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自然の雲海は気象状況や時間的条件などが揃わないと出会うことができませんが、この庭園では一日数回霧に覆われた景色を見ることが出来ます。時間になると、ついさっきまで錦鯉が泳いでいた幽翠池もあっという間に雲海の中。霧でひんやりとした感覚に包まれ、なんとも幻想的な雰囲気。夜はライトアップされるため、宿泊すると朝と夜で違う雲海を見ることができ、なんともロマンチックです。

庭園内の料亭「錦水」

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趣のある入り口で数寄屋造りの立派な建物の料亭「錦水(きんすい)」は、12の個室があります。結納でよく使用されるという折鶴は、こじんまりとして上品な室内。アンティークの着物が飾られていてまさに結納に最適。ドラマの撮影現場にもなったという春日は、開放的な空間で広々。滝や庭を眺めながら会食が出来る贅沢な部屋になっています。八千代は大人数の会食や披露宴の食事にも使える大広間と、それぞれの部屋が目的に合った内装になっています。

久保田×ホテル椿山荘東京「KUBOTAアフタヌーンティー」

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伝統的な組子細工の前に日本酒の瓶が飾られている通路に心踊りながら八千代の部屋に案内されると、大広間でありながら静かで凛とした空気が流れている空間が広がりました。季節の花が飾られ、貫禄のある掛け軸と存在感抜群の益子焼。隣のテーブルとの感覚も広く、周りを気にせず食事が出来ます。
こちらで開催中の「KUBOTAアフタヌーンティー」は、9回目を迎える大人気プラン。完全予約制で、ゆったりとした時間を堪能出来る大人のアフターヌンティーです。

「久保田 純米大吟醸」を使ったウェルカムドリンク

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席に着くと、ウェルカムドリンクとして「久保田 純米大吟醸」にノンアルコールの梅酒を加えた燗酒が提供されました。梅の甘やかで爽やかな酸の香りが鼻に抜け、その後に純米大吟醸のりんごのようなフルーティーさがふわっと立ち上る甘酸っぱい味わい。しっかり寒さを感じる2月だったこともあり、冷え切った身体にじんわりと馴染んでいきました。
ドリンクは7種類の中から「モルゲンタウ」を選択。マンゴーの濃厚な甘い香りが主体で、その中にバラの華やかさと矢車菊の複雑さ。香りは濃醇ですがすっきりした口当たりで、最後に緑茶の上品な苦味が味を引き締めています。食中の飲み物として最適だと感じました。

手毬型の器から現れる2段のアフタヌーンティー

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美しい手毬の器の1段目には和洋とりどりのスイーツ、2段目には料亭ならではの上品なセイボリーが。これに合わせて「久保田 萬寿 自社酵母仕込」「久保田 萬寿」「久保田 千寿 吟醸生原酒」がセットとなっていました。

料亭らしい手の込んだ美しいセイボリー

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セイボリーは7品。シャキッとした歯応えの菜の花、酸味の効いた白ポン酢と柚子胡椒で引き締める菜の花白ポン酢和え平貝の昆布締めはねっとりとした食感。いくらが乗せてあり、昆布の旨味といくらの脂肪で満足度たっぷりの味。萬寿 自社酵母仕込の華やかで濃醇な香りと非常によく合います。合鴨ロース炙りはしっとりした舌触りで、甘い西京味噌が乗せてあり、炙ってあることで香ばしさが加わっています。可愛らしい串に刺さった三色団子は、磯の香りの青海苔、香ばしい桜海老、コリコリとした食感の筍。クリームチーズが入っている嬉しいサプライズで、千寿 吟醸生原酒と相性抜群でした。
鰤のカナッペは京揚げに乗っている和風タイプ。ザクザクと食感が楽しい1品です。自家製唐墨は、しっかりとした塩気と粒感が申し分なく、大根と合わせることで良いバランスに。ボリューム感が萬寿にぴったりです。
久保田 千寿」で酒煎りしたという車海老吟醸焼きは、意外にも千寿の香りが残っていてジューシー。千寿と一緒に口に含むと喜びが倍増です。

料理人の技が光る別皿

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別皿として出される吸い物には、京都の愛宕山の水を使用しているそうです。トロリととろけるだし巻きのような玉子豆腐からサクサクと香ばしい桜海老が。極力塩気が抑えられていて、水のテクスチャーを感じるような仕上がりになっていました。
組子の箱には5品。甘く味付けられた桜の花びらの百合根が乗った酒粕胡麻豆腐。酒粕が添えられていることでハッキリとした酒粕感。追加で注文出来る「久保田 碧寿」が合いそうと、碧寿を燗酒にしてもらったら口の中でふくよかさが膨らんで更に美味しくなりました。
帆立山椒煮はむっちりとした食感。実山椒が乗っていて、爽快な辛さがたまりません。山椒は日本酒と相性が抜群なので、どの久保田とも馴染みます。
蟹寿司はとろろ昆布が巻いてあって口の中でとろけ、旨味が広がり、酢飯の酸味が寄り添って蟹の香りを引き立てています。ジュワッと出汁が感じられる出汁巻玉子は、たまごの味も濃厚でコクがあります。カツサンドは柔らかい牛フィレ肉。大葉やねぎ、茗荷などの薬味がたっぷり挟んであり、揚げ物なのに後味爽やかで、和風カツサンドといえるでしょう。牛肉の脂で萬寿 自社酵母仕込と相性抜群。
黒塗りの升に入っているグラスには、萬寿を使った苺のコンポートが。萬寿の華やかな香りと苺の甘さがよく合っている1品。甘酒の麹っぽさが際立っていて、白味噌の塩気と甘みで全体をまとめ上げていました。この升はお土産として持ち帰り出来るという嬉しいプレゼントになっています。

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久保田の香りを生かした様々なスイーツ

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スイーツは全6品。どれから手をつけようか迷うほど豪華です。
久保田 紅寿」を使ったサバランは、マスカルポーネの甘さと滑らかな食感で、紅寿がジワッと出てくる大人なデザート。苺クッキーには「久保田 百寿」が練り込まれたクリームがサンド。ドライな百寿がいちごの甘酸っぱい香りを引き出しています。テリーヌショコラは萬寿を使用。ねっとりと絡みつく濃厚さで、深いコクがあります。飲み応えのある萬寿も、テリーヌの甘さを切ってくれる役割になっていました。

最中は、柚子の苦味がアクセントで、魅惑的な食感の求肥とねっとりした白あんが絡みあう絶妙さ。この白あんに千寿と酒粕が練りこんであるようで、奥深い旨味がじんわりと広がります。ホロホロサクサクのシンプルなスコーンに添えられたのは、碧寿を練り込んだ口溶けの良いクロテッドクリーム。追加で注文した碧寿の燗酒を合わせると、複雑な酸とまろやかな口当たりで素晴らしい組み合わせでした。

久保田の猪口に入ったゼリーには、久保田 純米大吟醸でコンポートされた果物が入っていて、純米大吟醸そのまま!といった仕上がりです。ウェルカムドリンクで純米大吟醸に始まり、スイーツも純米大吟醸で締めるという一連の流れがあるアフタヌーンティーでした。

まさにオアシス!最高の体験が出来るアフタヌーンティー

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ホテル椿山荘東京に足を踏み込んだと同時に異空間のような、まるで違う時間が流れているかのような、そんな気持ちになります。美しい庭を眺めたり、料亭のサービスを受けたりと、素晴らしい時間でした。料理やスイーツの完成度はもちろんのことですが、この空間だからこそ高い満足感が得られるのでしょう。
ホテル椿山荘東京では、アフタヌーンティー付きステイプランも。スイートルーム宿泊者限定のエグゼクティブラウンジ「ル・シエル」では、久保田3種類とペアリングライトミールも期間限定で用意されており、たっぷりと贅沢な一日を過ごせそうです。

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たまには、多忙な毎日を忘れてアフタヌーンティーで穏やかな時間を過ごしてみてはいかがでしょうか。日本酒に馴染みのない方も満足でき、日本酒好きならスイーツとの相性の良さを認識したり、普段の晩酌とは違う銘柄も美味しく感じ、尚更幸せを実感できること間違いなしです。

<ホテル椿山荘東京>
ホテル椿山荘東京 料亭「錦水」

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まゆみ

まゆみ

酒匠、料理研究家。 1日も欠かすことなく日本酒を呑み続ける、驚胃の持ち主。立ち飲み屋の女将として日本酒の普及に努める。著書「うち飲みレシピ」「スバラ式弁当」。