迎え酒は二日酔いに逆効果!正しい対処法と予防法
2023.05.04

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迎え酒は二日酔いに逆効果!正しい対処法と予防法

お酒を飲みすぎると二日酔いに襲われるみなさん。迎え酒をしても、症状はラクになりません。二日酔いの正しい対処法を知って、すばやく症状を改善しましょう。また、二日酔いの予防方法もご紹介します。

目次

  1. 迎え酒とは
    1. 「迎え酒」は二日酔いに効かない
    2. 「迎え酒」はアルコール依存症の危険性を高める
  2. 「迎え酒」は効果なし。二日酔いの正しい対処法とは
    1. 水分補給をする
    2. 栄養補給をする
  3. 「迎え酒」に頼らない!二日酔いの予防
    1. ①乳製品を食べる
    2. ②トマトジュースを飲む
  4. 迎え酒をせずに、楽しくお酒を飲もう

迎え酒とは

二日酔い

お酒を飲みすぎた次の日は、二日酔いと呼ばれる倦怠感や吐き気、頭痛などの症状があらわれます。そんな体調不良のなか、お酒を飲んで症状を緩和しようとするのが「迎え酒」。果たして、本当に症状はラクになるのでしょうか?

「迎え酒」は二日酔いに効かない

「迎え酒」とは、二日酔いで頭がズキズキと痛み、吐き気が止まらない――そんなときにお酒を飲んで症状を緩和しようと試みること。しかし実際には、迎え酒で症状がラクになるという科学的根拠はありません。

症状がラクになるというのは錯覚で、むしろ逆効果。ラクになったような感覚があるのはアルコールで脳が麻痺しているから。回復を先延ばしにしているだけなので、迎え酒をするのはやめましょう。

「迎え酒」はアルコール依存症の危険性を高める

迎え酒はアルコールを分解する肝臓に負担を増やし、習慣化するとアルコール依存症の危険性を高めます。アルコール依存症は精神疾患の一つで、仕事や家庭生活など日常に支障をきたす恐れがあります。

迎え酒をすることなく、飲む前から二日酔い対策を心がけることが大切です。

「迎え酒」は効果なし。二日酔いの正しい対処法とは

水分補給

とはいえ、お酒を飲みすぎてしまう日は誰しもあるはず。二日酔いになってしまったときの正しい対処法を知って、少しでも症状を和らげましょう。

水分補給をする

二日酔いの原因となるのが、アルコールが分解されることでできるアセトアルデヒド。アセトアルデヒドは発癌性も疑われている毒性物質で、アルコール分解が速やかに行われれば体内に残ることはありません。しかし、アルコールには利尿作用があるため体内の水分が不足しがちになり、水分不足の状態になると、なかなかアセトアルデヒドが排出されず体内に残り、二日酔いになりやすくなります。

そのため、まずはたくさん水を飲んで、脱水症状を改善することが大切です。水分をとることで、二日酔いの症状も少しずつよくなるでしょう。

水分補給として、スポーツドリンクを飲むのも効果的です。スポーツドリンクは水分や糖分だけでなく、ミネラルやカリウムなども素早く吸収できるため、二日酔いの対策におすすめです。また、経口補水液はスポーツ飲料よりも多くのミネラルを吸収でき、糖分も控えめ。スポーツ飲料よりやや高めですが、二日酔い対策にはバッチリです。

栄養補給をする

二日酔いのときは、意識的に栄養補給をするのがおすすめです。効果的な栄養素はビタミン。ビタミンCは、二日酔いの原因となるアセトアルデヒドの分解をサポートしてくれたり、肝臓の代謝を助けてくれたりします。また、アルコールを分解するのにビタミンB1が消費されるため、ビタミンB1を補給することも大事です。

気持ちが悪いときはなかなか食事することができませんが、オレンジやグレープフルーツなどビタミンCを吸収できるフルーツを取るようにしましょう。固形物を取るのが難しい場合は、ビタミンC配合の野菜ジュースを飲むのがおすすめです。

「迎え酒」に頼らない!二日酔いの予防

二日酔い 予防

お酒を飲む前の事前対策で、迎え酒に頼ることなく二日酔いを予防することができます。

①乳製品を食べる

ヨーグルトやチーズなどの乳製品は、二日酔い予防に効果的です。乳製品に含まれるタンパク質がアルコールの分解を助けてくれます。

また、胃で吸収される乳製品をお腹に入れておくことで、アルコールの吸収を穏やかにし、体内のアルコール濃度の上昇を抑えてくれるでしょう。

②トマトジュースを飲む

野菜ジュースの中でも、とりわけトマトジュースは二日酔い予防に効果的です。というのも、トマトジュースには血中アルコール濃度を低下させる働きがあります。

お酒を飲む前に、もしくはお酒と一緒にトマトジュースを摂取することで、血中のアルコール濃度の上昇を抑え、二日酔いになりにくい状態に。また、水分や糖分、ビタミンも摂取できるので一石二鳥の働きをしてくれます。


下記の記事では、酒蔵で働く社員直伝の二日酔い予防の対策を紹介しています。参考にしてみてください。

迎え酒をせずに、楽しくお酒を飲もう

お酒を飲みすぎた翌日に陥りやすい二日酔い。二日酔いでお酒を飲む「迎え酒」をしても、一時的に体調がよくなったように感じるだけで、回復がますます遅れてしまいます。

迎え酒に頼ることなく、二日酔い対策をしてお酒を楽しく飲むのが肝心。もし二日酔いになってしまったら、正しい対処法で症状を早く改善することが大切です。迎え酒をせずに、楽しくお酒を飲みましょう。