日本酒をもっと楽しむおつまみレシピ|牡蠣のなめろう
料理家・高橋善郎さんが提案する、日本酒のおつまみにぴったりの一品をご紹介。 「久保田」と一緒に、ご自宅での上質なひとときをお楽しみください。
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料理家・高橋善郎さんが提案する、日本酒のおつまみにぴったりの一品をご紹介。 「久保田」と一緒に、ご自宅での上質なひとときをお楽しみください。
ブリは養殖も含めて一年中手に入りやすい魚ではありますが、11月末頃から2月にかけて水揚げされるブリは、特に「寒ブリ」とも言われ、引き締まった身と脂ののり具合から冬の味覚としてよく知られています。
また、ブリは稚魚から成魚に成長するまでの間に名前が変わるため、「出世魚」と呼ばれ、成長・出世の象徴として、鯛に並ぶ縁起物としても親しまれています。
ブリの照り焼きは、ごはんのおかず!というイメージを持たれている方も多いかもしれませんが、今回は日本酒と合わせて楽しんでいただける、少しアレンジした照り焼き料理をご紹介します。脂ののったブリは日本酒との相性も抜群です。
ブリがもつ味の濃さに、グレープフルーツのほのかな酸味、甘味が加わると、奥行きのある爽やかな照り焼きが完成します。しょうゆの香ばしさの存在もあり、強さと爽やかさが調和した冬仕様の照り焼きは、「久保田 千寿 吟醸生原酒」とさらに相乗効果を高めてくれます。旬を迎えたブリは色々な料理に活用できますが、新感覚の照り焼きで、日本酒とともに冬の美味しさを味わってみてはいかがでしょうか。
【材料(2人分)】 ※所要時間:約15分
・ブリ(切り身)2切分
・長芋 150〜200g
・グレープフルーツ 1個
・ミニトマト 10個
・ごま油 大さじ1
・薄力粉 適量
A
-グレープフルーツの果汁 大さじ4
-しょうゆ 大さじ2
-みりん 大さじ2
-砂糖 大さじ1
【作り方】
①ブリの両面に薄力粉をまぶす。長芋は1cm弱の斜め切りにする。グレープフルーツは皮をむき、半分は乱切り、残りをたれ用に絞る。ミニトマトはへたを取る。
②ボウルにAを混ぜ合わせてたれを作る。
Aの材料をボウルに入れて混ぜる
③フライパンを中火にかけ、ごま油をひき、ブリ、長芋を入れ、焼き色がつくまで焼き、裏返し、同様に焼く。
ブリ、長芋に焼き色をつける
④余分な油をキッチンペーパーで軽くふきとる。ミニトマト、グレープフルーツ、Aを加え、とろみがつくまでときどきフライパンをゆすりながら煮からめる。
材料を煮からめる
⑤器に盛る
「ブリと長芋の柑橘照り焼き」の完成
寒造りと言われる、最も酒造りに適している12月から1月に仕込む「久保田 千寿 吟醸生原酒」。冬だけお楽しみいただける、搾りたての「久保田 千寿」の生原酒です。低温で仕込み、ゆっくりと糖化と発酵を進めることで、加水をしないアルコール度数の高い原酒でも、味のやわらかさを感じていただける仕上がりになっています。
搾りたてのフレッシュな口当たりと、原酒ならではの濃厚な味わい、そして、力強い香りが特長のお酒です。もちろん、千寿本来の飲みやすさとキレもそのまま。
さっぱりとした料理から、具材たっぷりのお鍋にも、冬の味覚にぴったりの一杯をお試しください。
久保田 千寿 吟醸生原酒
1,830ml 3,380円(税込3,718円)
720ml 1,550円(税込1,705円)
※商品の価格は2024年1月22日時点のものです。
◆ブリに薄力粉をまぶすことで、たれのなじみがよくなり自然にとろみがつきます。
◆両面焼き終わった時点でブリに完全に火が通っていなくても、最後にたれと煮からめているときに火が通ります。
profile
料理家 高橋善郎
東京都世田谷区にある和食店「凧(はた)」グループのオーナーシェフ。料理人である父の影響で、幼少期から実家の店舗で料理の基礎を学ぶ。調理師免許、きき酒師、ソムリエ(ANSA)、野菜ソムリエなど食に関する資格を有し、きき酒師の上位資格である日本酒学講師を当時史上最年少 で合格。素材の持ち味を活かした和食をベースに、エスニックからイタリアン、オーガニックと幅広いジャンルを得意とする。
材料の下準備